2008年11月29日
ウクライナにHIV陽性の人50万人
ウクライナに欧州最多のHIV(+)の人がいる。
Karsten Hein監督の映画「Am Rande」は
この病気の背景を描く。これは監督とのインタビュー:
6年前に友人がウクライナの港町Odessaから戻ってきた。
彼女はウクライナでエイズが流行っていることに衝撃を
受けた。それで2003年に「死にたくない」という
記録映画を作ったが、ドイツでの反応はあまり無かった。
人口の1% 約50万人がHIVに感染している国が
ドイツから飛行機で2時間の所にあるのだから、
人々に これを知らせないといけないと思った。
HIV流行の背景にある問題の一つは麻薬だ。人口の
2%が麻薬を注射している。ヘロインは稀で、たいてい
アヘン剤か合成煙剤(煙草に混ぜる薬品?)から作られた
混合剤を使っている。この点が 西欧とは違う。
西欧ではエイズは特に同性愛の男性の間に広まっている。
麻薬の金を作るために 盗んだり、売春したりする。
旧ソ連ではエイズの流行は社会的な問題だ。とうのは
90年代に国家も保健システムも崩壊したのだ。
多くの鉱山が閉鎖され、多くの若者は将来の見通しを
もてなくなった。
貧困がエイズ問題を深刻にしている。その上、800万人
のウクライナ人は大酒飲みだ。
両親がエイズか肺結核で死に、子どもは孤児院へ
行く他ないという例は多い。祖父母が孫の面倒を
見ることも しばしばである。
90年代に多くの母親は自分がHIV(+)だとは
知らなかったので 子どもにHIVを感染させた。
撮影の時に エイズ患者が痛み止めの薬も無く
悲惨な状況で死んでいくのを見た。肺結核病棟では
一室に20人の患者が入院していた。ベッドのない人も
居て、床にも寝ていた。皆 咳き込んでいた。廊下には
妊娠8ヶ月の女性が寝ていた。病室よりも 廊下の
方がましだと 医者は言った。
(続く)
下記サイトから:
http://jetzt.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/456346/1/1#texttitel
Karsten Hein監督の映画「Am Rande」は
この病気の背景を描く。これは監督とのインタビュー:
6年前に友人がウクライナの港町Odessaから戻ってきた。
彼女はウクライナでエイズが流行っていることに衝撃を
受けた。それで2003年に「死にたくない」という
記録映画を作ったが、ドイツでの反応はあまり無かった。
人口の1% 約50万人がHIVに感染している国が
ドイツから飛行機で2時間の所にあるのだから、
人々に これを知らせないといけないと思った。
HIV流行の背景にある問題の一つは麻薬だ。人口の
2%が麻薬を注射している。ヘロインは稀で、たいてい
アヘン剤か合成煙剤(煙草に混ぜる薬品?)から作られた
混合剤を使っている。この点が 西欧とは違う。
西欧ではエイズは特に同性愛の男性の間に広まっている。
麻薬の金を作るために 盗んだり、売春したりする。
旧ソ連ではエイズの流行は社会的な問題だ。とうのは
90年代に国家も保健システムも崩壊したのだ。
多くの鉱山が閉鎖され、多くの若者は将来の見通しを
もてなくなった。
貧困がエイズ問題を深刻にしている。その上、800万人
のウクライナ人は大酒飲みだ。
両親がエイズか肺結核で死に、子どもは孤児院へ
行く他ないという例は多い。祖父母が孫の面倒を
見ることも しばしばである。
90年代に多くの母親は自分がHIV(+)だとは
知らなかったので 子どもにHIVを感染させた。
撮影の時に エイズ患者が痛み止めの薬も無く
悲惨な状況で死んでいくのを見た。肺結核病棟では
一室に20人の患者が入院していた。ベッドのない人も
居て、床にも寝ていた。皆 咳き込んでいた。廊下には
妊娠8ヶ月の女性が寝ていた。病室よりも 廊下の
方がましだと 医者は言った。
(続く)
下記サイトから:
http://jetzt.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/456346/1/1#texttitel
Posted by jtw at 15:02│Comments(1)
この記事へのコメント
はじめまして。
ウクライナでのHIV問題は非常に深刻だと思います。
Karsten Hein監督は人口の1% 約50万人と言われていますがちゃんと検査をしたらもっと増えると思います。
ウクライナがHIVや他の感染症に無関心なのは富裕層には関係が無い世界だと信じている事です。結核などは金があれば日本と同様の治療も受ける事ができます。ウクライナで無理なら隣国の医療先進国に行く事もできます。この国の政治家も富裕層に入ります。国の行く末を方向付けする連中には関係が無い事と本気で思っています。エイズコンサートを毎年のように主催する前大統領クチマの娘婿ピンチューク氏にしてもエイズ基金は儲かるとほざくくらいですから・・・
まぁイベントはしないよりした方が良いとは思いますが・・・
もう一つこの国ではロシア語圏と呼ばれる地域でのHIV感染者の数が群を抜いています。合わせる様に麻薬の問題もこの地域では深刻です。
エイズにかかる事は運が悪いからだと思わせないような状況を国家がきちんと国民に教えていく事しか歯止めを掛ける事は難しいと思います。ただ上記のような国家ですから今は絶望的です。。。
ウクライナでのHIV問題は非常に深刻だと思います。
Karsten Hein監督は人口の1% 約50万人と言われていますがちゃんと検査をしたらもっと増えると思います。
ウクライナがHIVや他の感染症に無関心なのは富裕層には関係が無い世界だと信じている事です。結核などは金があれば日本と同様の治療も受ける事ができます。ウクライナで無理なら隣国の医療先進国に行く事もできます。この国の政治家も富裕層に入ります。国の行く末を方向付けする連中には関係が無い事と本気で思っています。エイズコンサートを毎年のように主催する前大統領クチマの娘婿ピンチューク氏にしてもエイズ基金は儲かるとほざくくらいですから・・・
まぁイベントはしないよりした方が良いとは思いますが・・・
もう一つこの国ではロシア語圏と呼ばれる地域でのHIV感染者の数が群を抜いています。合わせる様に麻薬の問題もこの地域では深刻です。
エイズにかかる事は運が悪いからだと思わせないような状況を国家がきちんと国民に教えていく事しか歯止めを掛ける事は難しいと思います。ただ上記のような国家ですから今は絶望的です。。。
Posted by ua at 2009年03月11日 13:47
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