2008年11月24日

ニジェールで国が奴隷制度で敗訴

西アフリカの経済共同体ECOWASは ニジェールを
人身売買がされているという理由で告訴した。
ニジェールはアフリカ北東部の内陸国。
法廷は ニジェールが国民を奴隷として売られないよう
十分に守っていないと言う証拠があると みなした.
国は約15000ユーロを Hadijatou Maniに支払え
という判決を 裁判所はくだした。
最貧国の一つニジェールではこの金額で土地と家畜を
買い、子どもを教育できる。しかし この24歳の女性が
経験した苦しみの埋め合わせは とうていできない。

Maniは12歳の時に約350ユーロで売られた。十年間 
家事労働と農作業をさせられた。その間 所有者から 
たびたび殴られ 強姦された。やっと2005年に公式に
解放された。そして結婚した。ところが元の所有者は 
Maniは自分と結婚していると 異議を申し立てた。
裁判所は 重婚の罪で彼女に6ヶ月の刑に処すという
判決を言い渡した。それに対抗し、Maniは告発し、
もう奴隷制度はないという判決を得た。

ニジェールでは 5年ほど前にやっと 奴隷制度は刑法上 
訴追されるようになった。
「反奴隷国際組織」Organization Anti-Slavery International
によると ニジェールに奴隷は4万人以上いる。ということは 
奴隷制度はまだ 普通に行われているのだ。
奴隷売買は儲かる商売になっている。
人権グループTimidriaは この国で10年以上奴隷制を
告発し続けている。
ニジェールの東にある マリ共和国にも マリの東にあり
大西洋に面するモーリタニアにも 奴隷制がある。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/ausland/sklaverei100.html



Posted by jtw at 14:17│Comments(0)
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