2012年12月02日

過疎の村に留まるinドイツ

ヴァレンホルツ村は ビーレフェルト市から
約50キロ離れている。
隣家は空き家になった。居酒屋は閉店する。お医者さま
は 年金生活に入った。
村人は不安だ。古里がなくなる。
村の人口は685人。過去10年に 人口の21.2%減った。
去年だけで21人が村を去り、13人が死んだ。
しかし村人は田園生活を守ろうと闘っている。住民運動を
おこし、隣人同士の支援を組織し、古里協会(会員240人)で
熱心に活動している。会長のPapeさん(51歳)は「ヴァレン
ホルツを死なしては ならん。諦めない」と言う。
◎居酒屋の女将Angela(63歳):
26年前に 店を開いた。一晩に カウンターに座りに来る客は 
120人にもなった。今では 時々、近くの全寮制学校の生徒が
2~3人迷い込んでくる。この年末に店を閉める。「僅かな稼ぎ
では 生きていけない。昔は 百人以上の会員のある合唱団を
もてなした。合唱団も 残っているのは 13人。一番若い団員
は65歳!これでは アカン」。
◎自動車学校:
村にスーパーも、高校(ギムナジウム)もディスコもない。
代わりに自動車学校は二つある。「ここでは車なしで、やって
いけない」。イザベル(17歳)はこの自動車学校の生徒で、
ギムナジウムへ車で通う。バスよりも 通学時間は ずっと短くなる。
◎高齢者:
四人に一人は 67歳以上だ。ヨハンナ(90歳)は 村に60年
住んでいる。彼女の姪は 都会であるビーレフェルトへ引っ越した。
「ここは誰もいなくなったからね。若い人は皆 去った。高齢者には 
素晴らしい所だった。信徒会館で 手芸の集会をしている。夏には
ヴェーザー川のほとりで 座って過ごせる」。
◎移動スーパー:
Klaus(48歳)は水曜ごとに10キロ離れた町から 移動スーパーを
運転して来る。高齢の村人の家の前に車を停める。高齢者が 
移動スーパーの駐車場まで 歩いて来るのでは ない。
商品は約2千。大半の客は 60歳以上だ。
年金生活のウルリヒ(77歳)は モルトビール・クッキー・
ライ麦パン・新聞を妻のために買う。「車は持ってないし、
スーパーは9キロ先だ。助けてくれている子どもに 頼らないで 
生きていけるのは 移動スーパーのお陰だ」。
◎若い家族:
ヨハンナ(23歳)とティロ(25歳)は 村の友達が将来への
不安を持たないようにしたい。このグラフィックデザイナー夫婦は 
市民フォーラムを設立した。月に一度、約50人が教区公会堂に
集まり 計画を話し合う。
村を そんなに早く死なしてはならん。そこで 彼らの三つの目標は:
1.良い村社会を また発展させたい。
2.私たちの強みを 広報する。今、冊子を書いている。
3.若い人と高齢者が一緒に住む多世代住宅を計画する。
◎渡し守:
写真の二人は 村の最も古い伝統の一つである 渡し舟を
守りたい。1661年から ヴァレンホルツとヴィルトハイムの間を 
木造渡船が 運行してきた。渡し銭は50セント。年間、乗船者は
2500人以上。向こう岸まで 2分もかからない。陸路だと 
20キロもある!
しかし 村は年間1万ユーロの運行経費を節約したいので 
渡し舟も 終わるかもしれない。そこで 古里協会会員で
あるWolfgang(51歳)は 高齢の船頭さんAlfredから 研修を
受けている。「私が やれば人件費を削れる。渡し舟は 
古里に なくてな ならないものだ」とWolfgangは言う。
下記サイトから抜粋:
http://www.bild.de/lifestyle/2012/bild-serie/varenholz-wir-bleiben-unserem-dorf-treu-27106522.bild.html






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