2007年07月26日

ダライラマは語る@ハンブルク

Deutche Welleの Hans Juergen Mayer とのインタビュー:

チベットの人権事情は あいかわらず深刻だ。
最近会ったチベット人は 中国の監獄に8年いた。彼の犯罪は
ラサの近くの村で ある人に 自分の気持ちを言ったことだけだった。

ハンブルク市庁舎での歓迎会で チベットの問題について
話した後 中国から 厳しい反論が あったが、別に驚かない。
たとえ 黙っていても 中国は 私を常に弾劾する。

ドイツ政府は 原則的に チベットに対して 共感をもって、
憂慮を表明している。

この旅の主な目的は チベット問題ではなく、人間のもつ優れた
資質を 伸ばすということだ。
そうすることに よって 人と家族と社会は より幸せになる。
すべての人は より良い世界を作ることに 責任を負っている。
そう 確信していて、その振興のために 努力している。

インドで講演すると 中国人も聞きに来る。時には 中国政府は
それを 妨害するが それでも 数人の中国人は 来る。
そういう中国人は チベット社会の実際の生活を 自分の目で
見た後では 中国で チベットについて聞いたことと、大変な
食い違いがあると 言う。そういう矛盾に気づくことは 結局
いい方向に働く。

チベット人は みな郷愁を感じるし 古里へ 行きたいと
思う。私もそうだ。しかし 私は 僧であり、仏教徒にとって
生まれた場所は それほど 大事ではない。
チベットの諺に 
「人にとって 無事に生きていける場所が 古里だ。人に
いいことをしてくれる人が 親だ」と言われている。

ハンブルクに来て たいへん暖かく迎えていただいている。
この滞在の間 家にいるような気持ちに なっている。
多くの人が ジャーナリストも みな 友人のように
接してくれた。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2704381,00.html



Posted by jtw at 16:20│Comments(0)
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