2011年01月02日

西ドイツ1950~70年代の児童施設での虐待

西ドイツ1950~70年代の児童施設での虐待
戦慄のシステム
2010年12月6日発:
「施設で養育された人々についての円卓会議」は
作業を終えた。
アイルランドと違い、暴力と陰鬱な教育による
犠牲者に 包括的賠償がされる訳ではない。施設
では 陰鬱で配慮に欠けた養育がされていて、
入所者は しばしば労働を強制され、多くは性的
某力の犠牲者にもなった。80万人の子どもが 
そのような施設で成長した。その多くは 適切な
学校教育も受けられず、医療も受けられなかった。
Wolfgang Focke(64歳)もその一人。施設経営者
だった国とキリスト教が 施設で過ごした人々に 
大きな間違いをしたということを認めてほしいと
願い、子ども達から奪われた威厳を戻してほしい
と彼は願っている。
強制的に労働させられたことへの謝罪、絶え間ない
侮辱、人権の組織的剥奪、理由なしの監禁について 
苦痛を共にした人々と彼は 謝罪を要求している。

円卓会議は 専門家の意見を聞き、科学者の鑑定を
得た。そして当時の国の監督役所と施設経営者に
尋ねた。
「当時の施設の子ども達に対して不当行為があった
と信じられる」と会議の最終報告書は述べている。
しかし 賠償という中心的な問題について 
ほとんど進歩はない。教会、州、連邦の管轄省は 
最後の数週間に 密かに 賠償金を減らす工作を
した。杓子定規でない 早期の賠償についての
論証は 報告書では 抹消された。

代わりに提案されたのは 複雑なものであり、
連邦全土を対象にする基金の設立、諮問委員会
基金、年金基金、トラウマ基金、地域的な公的
相談窓口などの設立が提案されている。
これらの機構が 諸委員会を経て、州と連邦の
議会で論じられ、法律になるまでには 何年も
かかる可能性がある。そのうえ、議決されても 
金の支援は得にくいだろう。なぜなら 犠牲者は
「困難な生活をしている」ということを 個人
個人が 証明しなければならないからだ。

当時の恐怖の施設を経営していた国と教会は 
数十年たった今、道徳的責任を しだいに認め
つつあるが、資金の提供からは 逃げている。
連邦、州、教会が基金の1/3ずつを 用意する
ということで 意見が一致しているだけである。
Stefan Beuerle(70歳)は「誰も具体的な提案を
しない」と嘆く。この解明作業を始動した犠牲者
たちは 死につつある。
施設養育を不正なシステムとして示す文は 
報告書で 抹消された。これは集団賠償を回避
するためである。「一括賠償」あるいは「一括
犠牲者年金」は国と教会の代表者によって
「実現不可能」として拒否された。

組織的な不当行為が子どもや青年になされたと 
科学者たちは繰り返し述べた。畑や洗濯工場、
手作業場での 強制労働により 1949年から
1975年の間に 州や地方自治体の青少年支援
予算は 数百億の負担軽減になったと 科学者
たちは 見積もっている。
しばしば 長年、賃金なしに、社会保険や年金も
なしに、働かされた被害者は 強制労働は憲法違反
であったと論じている。したがって 施設の
子どもの代表者は 月額300ユーロの犠牲者年金か 
54000ユーロの一時金かと求めている。

ベルリンの教育学者 Manfred Kappeler(70歳)は 
円卓会議で専門家として意見の述べた。科学的調査
に基づき 彼は 教会関係者と政治家の無知を
批判した。彼は最新の著作「Anvertraut und ausgeliefert」
において カトリック系、プロテスタント系、改革派
教会系の施設の持つ共通性を分析した:「個々の
犯人による遺憾な行為が 問題なのではない。施設の
経営者が責任を負うべきなのは 労働基準量と
規則を備えた残忍なシステムに ついてである。
暴力が計画性をもっていたシステムについてだ。」

円卓会議は 当時の3000の施設での性的暴力を
調査することを 怠った。議長によれば、性的虐待
についての別の円卓会議が これを扱う。

Wolfgang Fockeは5年近く前に元施設入所者として
ドイツ連邦議会に請願し、それが円卓会議の結成に
つながった。
今、彼は深い失望に襲われている。アイルランドは 
ドイツよりも裕福でないのに 14768人の元施設
入所者に一人平均76500ユーロの賠償を支払った。
彼は このことへの注意を喚起している。
「国や教会によって生きる機会が奪われたことが 
アイルランドで評価されているのに 豊かなドイツ
で評価されないのか?」と彼は問いかける。「子ども
らしく過ごせるはずだった時代は 強奪され、永久に
失われた。しかし 温かい言葉だけでも 悪夢を
和らげてくれる。私たちは 今もなお悪夢に
苦しんでいる。」
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/spiegel/print/d-75476915.html

★ 別のブログにカキコミしたのを貼りつけました。
























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