2010年07月20日

1920年代の義太夫節、CDでよみがえる催し

日経新聞 2010年7月20日 文化欄の 
文化往来から 抜粋。

 義太夫節のレコードの一部をCDに移し、展覧会場で
聴ける催しが開かれている。大阪歴史博物館の「華やぎの装い 
鴻池コレクション展」だ。8月30目まで。

50年代ごろまでは、舞台以外でひいきの太夫の義太夫節を
味わうには蓄音機で聴くしかなかったため、愛好者の需要が
見込めるレコードが競って制作ざれた。

義太夫節の愛好者には私財を投じて、ひいきの太夫の
義太夫節をレコードに録音させた人物がいた。大阪の豪商、
鴻他家11代当主・善右衛門だ。彼は1921~26年ごろ、
大阪にあった「ニットーレコード」に竹本静太夫(後の
4世竹本大隅太夫)や竹本越登太夫らの義太夫節を録音させ、
SPレコード100盤ほどを世に残した。このレコードは
「鴻池依嘱盤」と称され、鴻池合資会社(大阪府東大阪市)や
東京文化財研究所などが所蔵している。今回の展覧会では
鴻池合会社の音源を使っている。
演目は静太夫の「勧進帳」と「忠臣蔵」の3段目、竹本越登太夫の
「柳」の一部。静太夫、越登太夫は当時の中堅・若手。
越登太夫は将来を期待された太夫だったにったが、若して
亡くなった。このため「鴻池依嘱盤」は越登太夫の美声を
伝える貴重な資料である。



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