2010年02月07日

レプラ・早期発見しないと手足切断に至る伝染病

1月31日は「世界ハンセン病の日」だった。
手足が切られ、身体は形を変え、顔も破壊される
ハンセン病は 聖書の時代に「人間の災い」
と恐れられた。

レプラ菌は皮膚と神経を襲う。
スイスの製薬会社Novartisの財団はレプラの治療に
資金を提供している。
80年代にレプラの新患者は年々100万人あったが、
2008年に25万人にまで減った。しかしレプラの
根絶は視界に入っていない。

「ドイツレプラ・結核支援組織(DAHW)」によると 
WHOの指針に見られる新患者の把握は レプラの
本当の姿を示していないので レプラとの闘いは 
国際的健康議題において 下位に置かれている。

インドのボンベイ(ムンバイ)のラムさんは 
世界に500万人いるレプラ患者の一人。
ボンベイでは今も レプラは罰・祟り・厳しい神の
意思だと信じられている。だから患者は汚名を
着せられることと 差別とを 恐れ、レプラである
ことを隠し、家族だけが レプラであることを
知っているという状況になる。患者は職を失い、
家に隠れる。そうしてレプラは伝染する。悪循環だ。
差別の主な理由は 身体に障害が起きることと 
体の形が変ることだ。
インドの他にレプラの多いのは ブラジル・インド
ネシア・ビルマ・コンゴ・モザンビーク・
マダガスカルだ。(国別患者数を示す世界地図が
下記サイトにあり)。
患者の多い国の政府は レプラと闘うのでなく、
無視することにより、レプラが伝染するのを
助けている。

一方、中国とシンガポールの研究者は レプラの
予防接種への手がかりを掴んだ。
下記サイトから:
http://www.welt.de/wissenschaft/medizin/article6026948/Lepra-Die-Seuche-die-Menschen-verstuemmelt.html



Posted by jtw at 12:02│Comments(0)
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