2009年06月10日

フランス航空機墜落/犠牲者と遺族の哀しみ・同性愛のカップル

マティアス(44歳)は墜落したエアバスの228人の犠牲者の一人。
彼は シュトゥットガルトのファッションデザイナー ホルスト(男性)の
伴侶だった。
エアバス447が行方不明になってから ホルストはテレビの
前に座り続けて 「泳げ、マティアス 泳いでくれ」と
つぶやいていた。
二人のマンションには10本の薔薇が黒い花瓶に
入れられていて、その傍には 焼いたばかりの
リンゴチーズケーキがあった。マティアスがブラジルから
帰ってきたら このプレゼントで驚かせようと思っていた。
マティアスは2週間の休暇で ブラジルに行った。リオにも
パートナーのホルストと共有のマンションを5年前に買っていた。
二人は18年間いっしょにいた。
6月5日には 10本の薔薇は萎れ、ケーキはもう二つ
しかなかった。ひっきりなしに 慰めに来てくれた人たち
が食べたのだ。
ホルストは事故以来、水とコーヒーと少しのスープを飲み 
プレッツェル一つしか食べていない。
二人が 初めて会ったのは 1989年だった。ホルストの
ブティークは当時 既に 繁盛していた。マティアスは近くの
服の店で働いていた。ホルストのパンツは最低300ユーロ、
上着は900ユーロからだった。
1990年に二人は一緒になり、2008年8月に結婚届け
を出した。マティアスはホルストの店で働くようになっていた。
二人が最後に会ったのは 5月15日だった。その日 
ホルストはマティアスのベッドまで 朝食を持っていった。
自分で作ったマルメロのゼリーと白パンとミルクコーヒーだった。
ホルストはアールグレイの紅茶を飲んだ。
マティアスは5月31日にリオから電話してきた。
彼は飛行機は墜落すると言っていつも怖がっていた。
しかし二人はパリやミラノのファッション・メッサに行ったし、
休暇にはブラジルに行った。マティアスは飛行機に乗っている間 
怖くて 鎮静剤を飲んでいたので 墜落する時に 
何も気づいていなかったらいいのだが とホルストは思う。
電話が鳴って フランス航空の職員が心理的な支援が
要るかと ホルストに尋ねた。要らないと答えた。悪天候の
中で飛行したパイロットに 彼は憎しみを持っている。
マンションの上の階への階段の踊り場にブロンズのキリスト像
を置いて その前に蝋燭を立てた。祭壇だ。

警察が来て 浴室の香水の瓶とブラシに炭の粉を
ふりかけた。指紋を取り、DNAの鑑定のための検体を
取るためだ。湯船の傍に 黒い枠の額縁があり 水泳の
帽子をかぶった男の写真が入れられていた。マティアスは
泳ぎが熱狂的に好きだった。
下記サイトから:
http://www.stern.de/panorama/:Opfer-Todesflugs-AF447-Schwimm%2C-Matthias%2C/703018.html



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