2009年04月15日

潜行ルポ厳戒態勢のチベット自治州

標題のタイトルで副題が 抵抗運動の陰で流れる民衆の涙。
著者 八木澤高明。
中央公論2009年5月号、p.86~93.写真はp.26-28.

チベット族自治州は外国人の立ち入りが禁止されている。
著者は 宿では北京から来た中国人ということにして 
ガイドのチベット人と一緒に泊まる。
外国人を自宅に泊めることは禁止されている。
チベットの各家庭には チベット独立運動を阻止するため
密告をすすめる書類が配られている。
密告すれば金になる。
こういう状況で チベットのことが 外国で報道されることは 
難しい。ドイツのメディアにも チベットに入って取材した
という記事は なさそうです。インドにいるダライラマには
取材できるから ダライラマについての記事は多いですが。

著者は現地を訪ねて 人々の生活を垣間見て 
チベット仏教に根ざして生活しているチベット人の
ダライラマ14世への崇拝に 並々ならぬものを感じる。
チベット仏教の歴史は千年以上、中華人民共和国の
歴史は60年、と著者は言う。




Posted by jtw at 15:06│Comments(0)
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