2009年04月09日

ルアンダ大量強姦in1994・敵兵の子を生んだ女性たち

1994年にルアンダでフツ族の民兵は数千のツチ族の
女性を強姦し 妊娠させた。
写真家Jonathan Torgovnikは15年後の女性と
子どもを撮影した。以下はこの写真家とのインタビュー:

2006年にNewsweek誌のために東アフリカを旅した。
HIV感染が発見されて25年経ったのを契機に取材する
ことになった。戦争の武器として強姦とHIVが組み込ま
れているのが問題だった。
女性を取材しているうちに 強姦され、子どもを生む
ことになったことを聞かされた。
少なくとも 2万人の子どもが 強姦の結果に生まれた。
子どもと母親との関係は複雑だ。子どもの自己意識も複雑だ。
母親は 強姦されたと言う恥辱、HIVに感染したこと、
敵の民兵の子を生んだということに 苦しんでいる。
母たちは 強姦されたという罪悪感があるので 孤立
して生きている。

何度もルアンダに戻り、彼女たちに信頼されるようになった。
彼女たちは 世界中の人に 自分たちの運命を
知ってほしいと思っている。誰も 自分たちに関心を
もってくれないと 彼女たちは感じている。
ルアンダの中では 写真を公表しないと彼女たちに
約束しなければ ならなかった。

子どもと母親との関係は様々だ。子どもを愛して
いないと言う母もいるし、家族みな殺しにあったので 
子どもだけが 唯一残された身内だと言う女性もいる。

たいていの母親は 子どもを生むようになった状況を
子どもに話していない。しかし そのうちに子どもに
真実を言わなければならない。子どもは14歳に
なったのだから。

強姦された女性とその子を支持する組織を作った。
主な目的は 学校教育を子どもに受けさせることだ。
母親たちに 最大の望みは何かと尋ねれば 
「子どもの未来」という答えがかえってくる。
母親たちはルアンダの他の女性よりも ずっと貧しいのに、
自分の着る物も食べ物も望まないで、子どもの
教育が持っている価値を認識している。私は
このことに感動する。


彼女たちを知って、色々してきたことが 写真家として 
人間としての 私の人生を変えた。
世界の人が 彼女たちの話に耳を傾けるように 
私が必要とされている。
インタビューし、撮影した後で 女性たちは私に言った:
今日は 彼女たちの誕生日なのだと。
外国人が大きな車で来て、話をしていったということは 
村の中で 彼女たちの信用が高まったということなのだ。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/0,1518,617890,00.html
写真については 下記も見てください:
www.aperture.org




Posted by jtw at 15:09│Comments(0)
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