2009年01月02日

人種隔離反対の一生・ヘレン スズマン逝去

反アパルトヘイト活動家・政治家 Helen Suzmanは
91歳でヨハネスブルグの自宅で亡くなった。
「国家の良心」と讃えられた。
白人でありながら、アパルトヘイトの時代に 
人種隔離廃止と黒人の選挙権を支持した。
1953年から89年まで国会議員だった。
61年から74年までは 164議席の国会で唯一の
女性であっただけでなく、自由進歩党の唯一の議員だった。
89年に72歳の時、議員を辞めた。
その後、94年の黒人も参加した最初の総選挙の
時の選挙管理委員会にも加わった。
リトアニア共和国からの移民だった商人の娘として
生まれ、大学で経済学を学び、後に教えた。黒人の
経済的状況について研究したことが 政治活動に
つながった。白人の反対派として象徴的な人物
になった。
人種隔離に反対する闘いに果たした役割を高く
評価され、ドイツ連邦功労十字賞、ベルリン市政府の
Moses-Mendellssohn賞、国連人権賞を受けた。
オックスフォード、ハーバード、エール、ケンブリッジなど27大学
から名誉博士号を受けた。
既に1967年に 後の大統領マンデラが刑務所に居た頃 
マンデラに面会に行った。
1996年にマンデラが最初の黒人大統領として 
新憲法に署名したときに 彼女は大統領の傍にいた。
2001年に ジンバブエの大統領ロバート・ムガベから「国家の敵」と
宣告されたことを 彼女は誇りに思っていた。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/ausland/suzman102.html




Posted by jtw at 09:27│Comments(0)
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