2008年11月21日

元ドイツ首相夫人Loki Schimidt過去を語る

Helmut Schmidt(89歳)の夫人(89歳)はインタビューで 
子どもの頃、夫との66年の結婚生活、戦中・戦後を語り、
それが本になった。
子どもの頃 4-5階建ての集合住宅の一つの階を
借りていた。祖父母、両親、母の妹二人とその夫の
大家族だった。祖父母の隣人の娘Thoraも住んでいた。
その子の母親は シングルマザーで 肺結核で亡くなり 
その子を祖父母が引き取った。そうしないと孤児院へ
行くほかないから。里子に国からの資金援助は無かった。

その後 荷車に荷物を載せて引っ越した。3歳の
兄(弟)が荷物の上に乗って提灯を持っていた。仕事を
終えてからの引越しだから 夜になるのだった。
アパートに電気はなく、ガスはあった。通りにガス灯が
点いていた。台所と居間にガスランプがあった。ガスランプは
健康に悪いけれど、家賃は安かった。
父の週給と月の家賃は同じだった。母はThoraを
入れて3人の子の服を自分で縫ってくれた。
アパートのトイレは無く、階段のある吹き抜けに 
窓のない囲いがあり、それがボットン便所だった。窓の
無い真っ暗な便所が 怖くて 子どもはベッドの
そばにオマルを置いていた。
石炭による暖房は居間にだけあり、子どもの寝室にも
両親の部屋にも暖房は無かった。
土曜日に石炭で大きい鍋に湯をわかし 亜鉛の盥を
台所にもってきて、お風呂にした。お風呂は楽しかった。
日曜の朝 洗濯した下着に着替えた。
(ブログ管理人の蛇足:昔は 週に一度 下着を
替えたのだろうか?)
次は 夫との出会い。
下記サイトから:
http://www.bild.de/BILD/news/vermischtes/2008/11/10/loki-schmidt/erzaehlt-ihr-leben-kindheit-in-armut.html



Posted by jtw at 12:55│Comments(0)
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