2008年08月27日

ムンバイ(インドの大都市)の野良犬50万匹

ムンバイ(旧名ボンベイ)では犬に餌をやると、
衛生通達違反で500ルピー(約9ユーロ)の罰金を払わなければ
ならない。
だから1世帯1頭の野良犬を引き取ろうという提案がされた。
近年 経済成長が著しく、生ゴミも増え、それを食べる
野良犬も増えている。
1800万人の人口を持つムンベイに 野良犬は50万匹いる
という人もいる。
狂犬病もインドでは 流行っている。

豪華なホテルの近くに 生ゴミが出されると、カラスが
飛んできて食べる。それから犬が来る。猫も来て、
その次に鶏が 野菜くずを食べにくる。鶏は太った
ネズミに追い払われる。残ったのはビニール袋だけに
なる。ゴミ掃除人はビニール袋を集める。
衛生的とは言えないが、こういうようにゴミ処理は
機能している。

国際空港に「野良犬警報」がしばしば出る。近くの
スラムから犬が空港に入りこむ。
犬のために 1時間半 空港が大混乱したこともある。
飛行機は離陸できないし、上空では12機が旋回し、
着陸を待った。その間 犬と人間が鬼ごっこをしていた。
麻酔銃を買っておいた方が 安くついただろう。

そこで 市と動物愛護者は 公聴会を開き、裁判官は 
1世帯 1頭の犬を引き取ることを提案した。年間 
飼育費は9ユーロくらいで、家庭は番犬を手に入れ、
市は面倒なことを 片付けられるなら 安いではないか。

この記事の筆者の近くでも 乞食をして生きている
白髪の老人が 毎朝8時に野良犬に餌をやる。
一緒に路上で暮らす犬に 心を分け与える 
この乞食さんも そのために罰金を払わなければ
ならないのだろうか。
下記サイトから:
http://www.stern.de/politik/ausland/:Mail-Mumbai-Freies-Fressen-Hunde%21/635494.html








Posted by jtw at 16:07│Comments(0)
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