2010年11月26日

保育士は給料、安くストレス多いinドイツ

託児所(保育所)拡充には保育士を数万人、増員しないと
いけないのに、この仕事は辛く、給料は少ない。
市町村は当惑している。なぜなら 2013年までに 
幼児は 世話してくれる場所をもつ権利を主張できる
からだ。
3歳以下の子どもの35%は 託児所/保育所を利用
できるようにするというのが 政府の目標である。
全国で75万人の子どもを受け入れることになる。この
子たちを世話する保育士/幼稚園教諭(に当たる
ドイツの資格をもつ人)は4万人、足りない。

保育士の手取り給料は224ユーロであり(週給?)、
すべての職業の中で平均以下である。
21歳から59歳まで 常勤で働いた保育士で、平均 
手取り2500ユーロだった人の 受け取る年金は 
900ユーロにならない。

保育士の50%しか 常勤でない。新規就労者は 
期間限定で働く。
新規就労者の約20%は 手取り786ユーロ以下である。
保育士のうち男性は 3.4%。
これらの状況をもたらした原因は 無料の優れた
再教育(研修)を受ける機会がないこと、この
職業に威信が無いことである。
早期幼児教育の専門教育の受けた人の2/3だけが 
保育所で働く。離職の傾向は 年齢と共に増える。

保育士 Anja(43歳)は 67歳まで働けると思って
いない。彼女は今まで13年間、公立の保育所で
働いてきた。肉体的、精神的負担が大きすぎると
彼女は言う。教育を受けて 就労する保育士は 
1年間の契約で働く。Anjaにとって 一番つらい
のは 保育士の仕事を社会が認めてくれないことだ。
「一日こどもと遊んでいるんでしょう」と言われる。
Anjaは 自分の二人の子どもに、保育士になるのは 
止めておけと言った。
しかし 辛い仕事では あっても、子どもと一緒に
いる喜びを 保育所が奪っている訳ではない。その
証拠に 保育士や幼稚園教諭は 職業を持つ他の
女性と比べて 生む子どもの数は 多い。
下記サイトから:
http://www.welt.de/politik/deutschland/article11177590/Viel-Stress-fuer-wenig-Geld-Albtraumjob-Erzieherin.html


  


Posted by jtw at 18:36Comments(0)