2010年08月24日

接着剤(ボンド)を吸って生地獄に耐える子ども達inフィリピン

下記サイトに写真6枚:
http://www.stern.de/panorama/philippinische-strassenkinder-kindersex-fuer-ein-bisschen-klebstoff-1594619.html

写真1. セブ島の首都セブは人口80万人。 絶望的貧困
のために 子供たちは空腹・病気・麻薬・売春と
いう悪循環に陥る。
多くの浮浪児は 食べ物とボンドを入手するために 
売春や殺人で稼ぐ。 セブには1万人の売春婦がいて 
その40%は未成年。児童売春の町である。
2. ドイツ ニーダーザクセン州エムスラント出身の
Heinz Kulneke神父(54歳)は20年間、この非人道的
地域で働いてきた。彼はコンドームを配り、ヒモに
監視されて生きる奴隷のような生活から 子ども達を
解放しようと努力している。
彼は 歓楽街を隅々まで知っている。ヒモや娼館の主
(女性)とも知り合いだ。彼らに受け入れられて
いるから、彼は仕事ができる。
娼館の主が入院すれば 見舞いに行き、ヒモの義母に 
終油の秘跡を行ったりする。
3. 子どもは 接着剤を吸うことに すぐに依存
するようになる。吸って、空腹と病気と性的暴力に
耐える。吸えば 健康に酷い害をうける。
4. ストリートチルドレンは小さいグループで 
うろつく。一人で行動すると 年長者に やられる。
この地区を 神父は案内してくれた。
Zebrは 10歳のときに初めて殺人をした。
Tinayは 15歳で 2人の子どもを生んだ。子どもの
一人は ネズミに足の指を食いちぎられ 
狂犬病で死んだ。

5. 浮浪児は しばしば残飯を食べる。焚き火に
乗せた 食べ残しの骨に 肉は ついていない。
6. 神父と同僚は 「正義・平和・万物の誠実」と
いう組織で働いている。この組織は こういう状況
では無意味に思われることもある。
それでもなお、とにかく 神父は8年間に350人の
未成年者を娼館から 取り戻し、安全な女性施設に
収容した。
「いい知らせと悪い知らせがある。悪い知らせは 
”希望は無い”というもので いい知らせは 
”諦めない”というものだ」。

  


Posted by jtw at 19:11Comments(0)