2010年08月14日

バングラデッシュの縫製労働者・賃上げ要求

政府がついに賃金の下限を倍にして、月額約32ユーロに
すると約束した翌日、7月30日に 縫製労働者は 
首都Dhakaで バリケードを築き、衣類を燃やして抗議した。
縫製職人は 平均月額4000タカの生活費がかかる。彼らは
少なくとも月5000タカの賃金を求めている。
今まで賃金の下限は月、約18ユーロだった。政府は
これを月、32ユーロに引き上げると言っているが、
労働組合は 月、54ユーロを要求している。

人間らしく生きる条件を可能にするには 今年、来年、
その2年後に 賃金を倍々にしていかなければ 
ならないと 英国の福祉組織Action Aid 
は見積もっている。

縫製工場の所有者は 賃金を上げて 注文を
失うことを心配する。
注文者は 他国で縫製することになるだろう。
バングラデッシュでは 多くの国際的モード会社、
たとえばZara,Wal-Mart, H&M などが 衣服を製造している。
縫製業・衣服製造業は この国のもっとも重要な産業で
あり、輸出収入の80%を占める。350万人が この業界で働く。
縫製職人の80%は 女性だ。

状況は鎮静しそうにない。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/wirtschaft/bangladesch158.html  


Posted by jtw at 20:06Comments(2)