2010年07月05日

復讐でなく和解を。イスラエル人とパレスチナ人のサークル

「ペアレント・サークル」の会員のパレスチナ人 
アリの兄は2000年にチェックポイントでイスラエル
兵士に殺された。
イスラエル人ロビの息子は パレスチナの狙撃兵に
殺された。それにも かかわらず アリとロビは共に 
平和と意思疎通のために闘う。

アリの兄は他人同士の揉め事に仲裁に入ったところ、
兵士と激論になり 撃たれた。「何もしなかった。
撃つことはない」というのが彼の最期の言葉だった。

2002年3月にイスラエル兵士デイビッド(28歳、哲学の
学生)は予備役の軍務についていて、パレスチナ人に
狙撃された。彼は和平運動に参加し、占領に反対だった。
徴兵に従うべきか どうか悩んだ末に、同僚を見捨て
ないために そして 手本になろうとして 徴兵に
応じた。

「ペアレント・サークル」は1994年にYitzhak Frankenthal
という正統派ユダヤ教徒が設立した。彼の息子は 
ハマスに殺された。彼はラビンを支持していた。
ラビンと共にオスロに行った。当時は 和平の過程が
話題になっていた。

心痛を分け合うことは 和解への道につくのに 役に
立つとロビは このサークルに来て、思った。別の人が 
どう感じているかを知った。それを通じて この地域に
ないのは 信頼だと分かった。信頼することと 他の
人を認める用意のあること と 他の人の歴史を知る
用意があることが 和解の基礎になる。

サークルの会員は イスラエルとヨルダン川西岸で 
年に数千人の児童生徒に話す。こども達は 敵と
会うのは 初めてであり、敵の話を聞くのも 
初めてである。

「知ることが 始まりなのだ」とロビは言う。イスラ
エルの大量虐殺の記念の場所 Yad Vashem へ
サークルで 一緒に行ったり、1948年にパレスチナ人
の住民が追い出された村へ 行ったりする。

チェックポイントや家屋破壊や イスラエル軍による
学校への攻撃を アリは 屈辱的なことだと思う。
和解したところで、兄を亡くした苦しみは減らない。
しかし 殺された兄の子が より良い未来をもてる
ようにするには 和解しかない。

ロビにとっても サークルでの活動によって 問題や
苦しみが減るのではない。しかし「私たちが 国に
ついてでなく 個人の話をお互いにすることが 
できれば、サークル会員でない人も そうする
ようになるだろう」。
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5738141,00.html



  


Posted by jtw at 20:04Comments(0)