2010年04月12日

レズビアンの愛(昨日のカキコミの続き)

レズビアンの行動は精神的欠陥(神経症のようなもの)
の表れだと 昔は されていた。寮、修道院、刑務所
であまりに多くの女性と接っしたために、あるいは 
不実な男と付き合ったために 起きるものだと
されていた。
 
シグモント・フロイトは女性の同性愛を初めて
客観的に考察した。フロイトは同性愛を病気と
みなさなかった。しかし 他の心理療法家たちは 
レズビアンとゲイに「偏愛」を捨てさせようと
努力していた。
その数十年後、キンゼイ研究所が数千人の女性に
性行動について質問した。その結果、親がレズビアン
の娘やゲイの息子に与える影響は 大きくないと
いうことが分かった。
レズビアンとゲイが精神科医に来る理由は 異性愛の
人々の抱える問題と同じだと言う結果が 他の
多くの調査によって示された。
1974年にアメリカ精神科学会は 診断目録から
「同性愛」を消した。1992年に世界保健機構の
国際疾病分類(ICD)から ついに同性愛を消した。
ドイツ精神科・心理療法専門医学会にとって 同性愛
はしばしば見られる 人間の共生の仕方であり、
治療は不要である。
下記サイトから:
http://www.stern.de/gesundheit/3-lesbische-liebe-reine-frauensache-1521712.html  


Posted by jtw at 17:11Comments(0)

2010年04月11日

レズビアンの愛

あるアンケート調査によると レズビアンの82%は
性的関心が大切だと答えている。彼女たちは 女性との
性的関心を もっと情愛の深い、情緒的な、人の
気持ちを思いやる、人を満足させるものだと感じている。
レズビアンはゲイと比べ、表面的な非人格的な性的
接触への関心は少ない。 そして 一夫一婦制の
ような二人のつきあいをしたいと思う傾向がある。
アメリカの文化史学者 Camille Paglia は「ゲイは
ひょっとしたら 情緒のないセックスを求め、
レズビアンは セックスなしで情緒と一緒に居たい」
と言う。
下記サイトから:
http://www.stern.de/gesundheit/2-lesbische-liebe-reine-frauensache-1521712.html

★ブログ管理人の蛇足:
レズビアンの人は「レズ」と言われるのは嫌で 
「ビアン」と言う言い方がいいのだと 聞きました。  


Posted by jtw at 16:15Comments(0)

2010年04月10日

無声映画「ニーベルンゲン族」修復し上映

Fritz Lang監督の標記の映画が86年ぶりにスクリーンに
復帰する。5時間の大作は4月27日に ベルリン・
オペラ座で封切りされる。
フリードリッヒ-ヴィルヘルム-ムルナウ財団の
プロジェクトにより 約75万ユーロをかけて 
この映画は修復された。
下記サイトに動画:
http://www.tagesschau.de/kultur/nibelungen108.html

★ブログ管理人の蛇足:
昔の独和言林から: Nibelungen 前半はNebel(霧)
と同系。-ungen は 由来・子孫を示す。
「霧子」。
フロイデ独和から: ドイツ英雄伝説中の黄金の
財宝を持つ小人族。その名と財宝は Burgund王と
彼の一族に引継がれた。
  


Posted by jtw at 14:04Comments(0)

2010年04月09日

「赤ちゃんポスト」inドイツ/10周年

ハンブルクで2000年4月8日に開設され、10年経った今
もこの制度について意見の衝突は続く。
ドイツ倫理評議会は 匿名で子どもを預ける 赤ちゃん
ポストを廃止するよう要求している。
赤ちゃんポストは 捨てられたり 殺されたりする
新生児を守るというのが 開設者の考えだ。
ポストを設立した「捨て子プロジェクト」の代表者は
Leilla Moysich。
ハンブルクのリサイクル施設の選別コンベアベルトの
上に新生児の死体が見つかったのが きっかけで 
このプロジェクトは始まった。
2000年から38人の赤ちゃんが同プロジェクトの
運営する二つのポストに入れられた。そのうち14人
の母親が自分の赤ちゃんを引き取った。そして 
ハンブルクで捨てられたり殺されたりする新生児は
減ったとMoysichは言う。
しかし児童支援組織 terre des hommes などの
批判する側は ドイツ全土で 捨てられたり殺され
たりする子の数は減っていると反論する。今では
ドイツに50以上の赤ちゃんポストがある。
terre des hommes によると 赤ちゃんポストに
法律的根拠はない。養子縁組などの他の支援を
もっと広報すべきだ。
ドイツ児童保護協会は 秘密で出産することを
可能にするよう立法機関に求めている。
赤ちゃんポストに入れられる子には はっきりしない
ことが多いと 批判者は言う: たとえば どういう
理由でいれたか? 生んだ母の意思でいれたのか?
子の父親からの圧力で入れたのか?
ポストに入れられた子が 引き受けた人から さらに
不法に 別の人に譲り渡される可能性もある。
養子縁組の需要は 実際の養子縁組の何倍も多い。
赤ちゃんポストに入れられた子は 自分がどんな
遺伝性の病気をもっているか 分からないままに
 一生 過ごすことになる。

「捨て子プロジェクト」の代表者は反論する: 
生きる権利は将来の権利よりも優先する。同プロジェクトは「質問しない。証人も要らない。警察にも知らせない」という約束を守ることを広報し、ポストを「最後の頼みの綱」だと訴えている。
下記サイトから:
http://www.stern.de/panorama/zehn-jahre-babyklappe-keine-fragen-keine-zeugen-keine-polizei-1556898.html


  


Posted by jtw at 19:16Comments(0)

2010年04月07日

庭や屋上で鶏を飼う@大都会inアメリカ

自給自足でいきたいと言う人が増え、カレン(37歳)
と夫クリスもブルックリンの家の裏庭で鶏を飼って
いる。その地区はニューヨークでも地価の一番高い
ところで1軒の家が1億円もする。
カレンは鶏を一羽一羽識別できて、名前をつけている。
3羽のロードアイランド種と3羽のプリマスロック種
を飼っている。
本職の農家は 卵をあまり生まなくなると鶏を殺す。
カレンも本物の農家のようにしたいと努力はしている。
ニューヨークやロスアンジェルスのような大都会で
も裏庭や屋上で鶏を飼う人が増えている。病気に
なると獣医さんへ連れていく。犬や猫と違って
、実用的だ:卵を生んでくれる。
アイオワ州のMcrray孵卵場は鶏の品揃えでは 世界一
の会社で、1羽1ドルから5ドルで売っている。注文が
殺到していて、今日 注文しても6週間後でないと
出荷できない。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/gesellschaft/zeitgeschehen/2010-04/new-york-huehner-ernaehrung  


Posted by jtw at 14:51Comments(0)

2010年04月06日

トルコのゲイ・世界観の違いのために殺される

アーメド(26歳)はゲイだった。それで殺された。
彼の父親が殺した疑いで裁判にかけられる。
この事件のおかげでトルコ人は寛容について話しあう
ことになったので その点だけは良かった。
アーメドの相方だったイボは アーメドを追想する:
彼の微笑、しぐさ、香り。バスケットボールが好きな
男だった。
アーメドは2009年6月15日の真夜中まえに 5発の弾を
撃ち込まれ、イボの腕の中で 血まみれになっていた。
イボは医者になるのは 後回しにして 今は落ち着か
なければならない。アーメドのために公正・正義を
求めなければならない。
殺されたのは 彼が両親にゲイだと打ち明けたから
だった。
死んでアーメドは 残忍、不寛容、差別への抵抗の
象徴になった。「リンチされたくはない」と
イボは言う。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,tt7m1/panorama/601/507754/text/  


Posted by jtw at 13:21Comments(0)

2010年04月05日

結婚しないと3人に1人は言うinドイツ

1980年と比べ、結婚する可能性は半分になった。
ドイツ人口研究所によると 結婚しないで独身で
いる人が増えている。
若い女性の1/3弱を若い男のほぼ40%は婚姻関係に
入っていないと推量される。
これは 社会の将来の能力に危険を及ぼす 由々しい
展開だと言う人もいる。一方、若い間は仕事が安定しない
ので 子どもを持ったり、結婚届を出したりしない
のは 合理的な行動だと言う人もいる。
下記サイトから:
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/31/0,3672,8061183,00.html

★ブログ管理人の蛇足:
40年ほど前、ある企業の部長は 結婚する直前の部下に 
男女にかかわらず 助言していた:「結婚は一生 続く。
他の人間関係は すぐ終わることもある。結婚は一生
続くのだから、結婚したら 早い機会に ガツンと
一発 かましておけば 一生ラクできる」。

この助言を実践した部下の中には 男女とも、すぐに
相方に逃げられた人もいた。長続きした人がいたか 
どうか 調べた人はいなかった。

  


Posted by jtw at 14:25Comments(0)

2010年04月04日

卵は危険なコレステロール爆弾だというのは濡れ衣

卵を食べると血液中のコレステロール値が上がると
いうのは ほうれん草を食べると筋力がつくと
いうのと同じで根拠はない。
最新の調査によれば 卵は痩せるのに良いし、
健康にいい。
卵は確かに多くのコレステロールを含んでいる。
コレステロールが血液中に多すぎると 心臓と血管に
負担をかけるというのも正しい。しかし卵は血液中
のコレステロール含有量に影響を与えないと 
いうことは確かだ。

卵は体に必要な ほとんど全てを含んでいる。
タンパク質の他にビタミンB、ルティン、Xeaxanthin、
葉酸、ビタミンDも含む。
卵に黄身は 10%の脂肪と1グラムのコレステロール
を含む。しかし卵はダイエットに適していて 血液中
のコレステロール値を少なくとも落ち着いた
状態にする。

ルイジアナ州バトンルージュのバイオ・メディカル
研究センターのチームは8週間にわたり 15人の太り
過ぎの男女のコレステロール値と体重を観察した。
一つのグループの被験者は朝食を制限なしに食べた。
あと二つのグループはダイエットした。摂食した
一グループは朝食に卵を2個食べ もう一グループは
ベーグルを食べた。摂食した2グループの人は体重が減った。
卵を食べた人びとは ベーグルを食べた人よりも 
65%以上体重を減らし、腹まわりは35%少なくなった。
血液中の脂肪は 摂食した2グループで同じだった。
これは 卵のコレステロールが否定的作用を及ぼさ
ないことを示す。食べ物と共にコレステロールが
体内に入っても 胆嚢の作るコレステロールが
抑えられるためである。
下記サイトから:
http://www.welt.de/wissenschaft/article7012960/Dass-Eier-Cholesterinbomben-sind-ist-ein-Maerchen.html  


Posted by jtw at 20:56Comments(0)

2010年04月03日

ルルドの泉・奇跡の映画

フランスのルルドに1858年(安政5年)、聖母が現れ 
そのしばらく後に最初の奇跡的治癒が記録された。
映画 Lourdes はそのようなルルドへの巡礼を語る。
監督は Jessica Hausner、ウィーンの映画アカデミー
を卒業した人。
監督は映画のために何度も マルタ騎士団修道会と
共にルルドに行った。
主人公のクリスティーヌという若い女性は 多発性
硬化症のために麻痺している。
クリスティヌは夜、魂の声が聞こえ、ベッドから
起きあがり 歩けた。
監督は信心深い人ではないが 映画製作中に 
生きる不安と死の不安の中に身をおいた。
この映画は 人間の根源的不安についての 
たとえ話になっている。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5419773,00.html  


Posted by jtw at 12:52Comments(0)

2010年04月02日

旧東ドイツの児童施設での虐待

今はないドイツ民主共和国DDRの国営児童施設で 
多くの性的虐待があった。
ドイツ家庭大臣クリスティナ Schroederへ手紙を
書いて、CDUの国会議員Manfred Kolbeは性的職権濫用
を検討する会議に参加するよう求めた。Kolbeは
「閉鎖された青少年矯正労働所Torgau」記念館の
代議員だ。
会議は4月23日に開かれる。
上記記念館の館長 Gabriele Beylerは DDRの
児童施設で性的虐待があり、しかも 国家公安局
(シュタージ)の記録に残っていると述べた。
これらの書類はジャーナリストや学者が閲覧できる。

被害者からトラウマになっている体験を報告する
ことを要求する訴えがあることを 虐待討議会からの
圧力により 上記記念館が公表した。
職員による性的虐待について 既に30人の当時の
入所者が通報している。被害者は6~17歳。30人と
いうのは氷山の一角だ。そのうえ 性的虐待は施設
の子どもに加えられた虐待の一部に過ぎない。
向精神薬も子どもに投与されていた。
Heidemarie Pulsは元入所者で 数十年後にやっと
勇気を奮って 当時の悪夢を語った:「子どもは
職員の気ままに扱われた。職員に逆らっても意味が
なかった」。
彼女は教育困難という理由で14歳のときに施設に
入れられた。

旧東独に474の国営児童施設があり、そのうち38が
特別児童施設で、32が青少年矯正労働所(子どもを
監禁する施設。教育が困難で 行動に特異性を
もつ子どもを入れた)。
当時被害を受けた人が連絡できるように この記事
の最後に電話番号とメルアドが書かれている。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/inland/missbrauchddr100.html  


Posted by jtw at 14:24Comments(0)

2010年04月01日

豊乳手術・不良シリコン埋込で数万の女性が被害inフランス

フランスの製造業者が認可されていないシリコンを使って
いたため 豊乳手術後に炎症が起き、乳房に裂け目が
できる危険がある。
Poly Implant Prothese(PIP)と言う業者のシリコンについて 
製品の回収が3月30日に命じられた。
フランスだけで 豊乳手術をうけた女性は50万人いる。
そのうち3万人が被害を受けている可能性がある。
PIPは製品の90%を輸出していたので フランス以外にも
被害者は多いと思われる。
豊乳手術は60カ国で行われている。
ドイツに同社の製品を入れる手術を受けた人がいるか
どうか 不明。
PIPの製品を入れる手術を受けた人は 他の製品を
入れた人と比べ、2倍 乳房に裂け目ができやすいと 
分かった後、フランスの検査機関は PIPの工場を
検査した。
PIPは破産し 今は営業していない。
下記サイトから:
http://www.stern.de/gesundheit/implantate-mit-falschem-silikon-zehntausende-frauen-haben-zeitbomben-in-der-brust-1555140.html

★ブログ管理人の蛇足:
「破産」Konkurs について 古い辞書 独和言林を
引いてみたら
kon-は「一緒に」、-kurs は「走る」 だそうで
(債権者が走り 集まること)と書いてました。


  


Posted by jtw at 13:35Comments(0)