2009年10月31日

ニューヨーク市のホームレス写真・11枚

写真2 ニューヨークで大恐慌の1930年代にも
今ほどホームレスは多くなかった。
4. ニューヨークで 支援組織に毎日39000人が
ホームレス宿泊所を求めている。
6. 2009年10月だけでアメリカ全土で53万以上の
失業支援の申請がされている。
7. 失業率は9.8%で、1983年以来 最高になった。
2010年には10%を超えるかもしれない。
9.ニューヨーク市長は8年前に就任した時に
ホームレス人口を2/3 減らすと約束したが、
10. 実際は40%以上増えた。
11. ホームレス施設に15000人以上の子どもがいる。
家族でホームレスという人が増えている。この女性も
夫と共に路上生活している。
下記サイトから: 
http://www.stern.de/fotografie/obdachlose-in-new-york-die-armee-der-heimatlosen-1517316.html  


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2009年10月30日

点字の利用。ベルリンコミュニケーション博物館で特別展開催中

2009年12月13日まで標記で「ルイ・ブレイユと点字」
特別展。 点字は1825年にフランスで当時十代だった
ルイ ブレイユが考案した。ドイツには1879年に
導入された。点字は普通の字の他に化学の式、楽譜、
編み物の模様を表現する。
点字が考案されたことは、盲人の自己意識、独立に
とって一里塚・重要な事柄になった。
今ではコンピューターソフトがディスプレイの内容を
認識し、それを点字に変換したり 読み上げたりする。
点字は論理的で系統だって作られているので 
コンピューター技術に組み入れるのに何の
問題もない。
ルイは1809年にパリの近くに生まれた。幼いときに
目を怪我し、失明した。
当時 盲人は乞食をして 歩きめぐるのが普通だった。
しかしルイの両親はもっと良い生活を息子に送らせ
たいと願い、村の小学校に彼を入れた。ルイは
教科書をすべて暗記し、優秀な成績を修めた。先生は
彼にパリの学校に行くように勧めた。
11歳のときにパリの盲学校でルイは「暗闇で読み
書きできる字」を知った。これはCharles Barbierと
いう将校が軍事用の暗号の一種として開発したもので、
複雑な音声標記(発音記号)だった。これは盲人に
とって実用的でなかったので ルイは改良する
ことを思いついた。
今では世界中で6千万人が点字を使っている。

ライプツィッヒにドイツ盲人中央図書館(DZB)がある。
ドイツではすべての視覚障害者の30%弱が点字を
習得している。歳をとると、触角が衰えることも 
老人の点字習得を妨げている。

専門書の点字版は莫大な時間がかかる。たとえば
化学の本で写真、図、表、公式を描写したり、指で
触って分かるようにしなければならない。
DZBの目標は「点字本を読者の要求に合わせて
on-demand で作る」システムを 6年計画で 
構築することだ。読者の要求があれば、図書館が
出版者にテキストデータを提供してくれるように
依頼し、それを電子的に点字に変換する。

1年間にドイツで点字で出る本は500タイトルに
すぎない。点字本は ふつう家庭に置けるもの
ではない。聖書も点字にすると47冊になり、
家庭の本棚に置けない。だから点字の本は 
全国に送られ、回り回っている。
カレンダーと料理のレシピー本は手元に置きたい
から 少しは売れる。とは言っても よく売れる
料理の本でも50くらいし売れない。今年の点字本
ベストセラーはルイ ブレイユの伝記だった。
下記サイトから:
http://www.faz.net/s/Rub268AB64801534CF288DF93BB89F2D797/Doc~E3AC24446CCD14E6CA3198B5BA397A7E3~ATpl~Ecommon~Scontent.html


  


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2009年10月29日

ドイツプロテスタント教会議長に初の女性が選ばれた

ウルムにあるドイツプロテスタント教会会議は
ハノーファの州監督 Margot Kaessmann(51歳)を
議長に選んだ。
彼女はドイツにいる2500万人のプロテスタント信者の
代表になる。
インタビューを受け、彼女は 人間の尊厳をはぐくむ
ことに尽力し、教育の貧困に対抗し、キリスト教会一致
運動の強化に努めたいと 述べた。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/inland/ekd106.html  


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2009年10月29日

サイエントロジー(新興宗教)軽い罰で済むinフランス

検察はScientologyを禁止することを要求したが、
裁判所は罰金刑と執行猶予で済ませた。
その方が 教団がまた活動を始めた場合に 管理
しやすいと裁判所は強調している。
教団は判決を刊行物に掲載しなければならないので、
信者も判決に取り組まなければならなくなる。

フランスでサイエントロジーは「幸運の治療」と
名乗っているが、検察にとっては詐欺団である。
教団の犠牲者は治療に数千ユーロを使い、
「電気メーター」を買わされたと訴えている。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/ausland/scientology100.html

★管理人の蛇足:
この教団が性少数派に対して寛容でないと言う理由で、
この宗教に入っていたアメリカの有名な映画監督も 
退会したという記事もメディアに 
でています。
http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,657505,00.html  


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2009年10月28日

エジプト人殺害事件の裁判開始inドレスデン

Marwa El-sherbiniさん殺害事件の容疑者(ロシア系
ドイツ人28歳)に対してインターネットに殺すと
いう脅しが幾つも書かれているため、法廷に
厳しい警戒がされている。
2009年10月26日に州裁判所で裁判が始まった。
マルワさんは2009年7月1日に ここの法廷で包丁で
刺し殺された。
ドレスデンの児童公園で容疑者が彼女を「イスラム教徒、
テロリスト、身持ちの悪い女」と罵ったため 彼女は
容疑者を訴えていた。その裁判で彼女は容疑者に刺し
殺された。殺された時 彼女は妊娠3ヶ月だった。
法廷で夫と3歳の息子の面前で殺された。
捜査当局によると、犯行の動機はイスラム教徒への
狂信的憎しみである。
公的職務において イスラム教徒は頭巾をかぶって
はいけないと言う決定がされて以来、イスラム教徒
への中傷、扇動がされていると、イスラム教徒の
組織は言う。

彼女の故郷エジプトのアレキサンドリアで葬儀が
行われた時に抗議のデモがされた。
イタリアでのG8会談で ドイツのメルケル首相は
エジプトのムバラク大統領に会い、この事件に
ついて話した。
ドレスデンでの彼女の葬儀に約1500人が参列し、
白い薔薇が供えられた。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,4824805,00.html  


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2009年10月27日

「農業後継者の妻さがし」というテレビ番組inドイツ

「農民は妻を求めている」あるいは「農業経営者は
Frau女を求めている」。
「農家の嫁さがし」というと差別になる?
標記の番組がまた放送される。これで5回目。
出演する候補者の写真9枚 下記サイトに:
http://www.stern.de/kultur/tv/bauer-sucht-frau-landwirte-im-liebesrausch-702378.html

写真1.シリーズ初めての女性候補者。馬を飼う農家
の主。彼女は妻を求めているのでなく、一緒に
過ごす男のパートナーを求めている。
写真7.イタリアから2年前に移民してきた。
8. ぶどう栽培農家の主。

他の写真も 写真の下にある紹介の文章に出てくる
数字は年齢です。他には たいしたことは 
書いてない。皆さん健康そうです。
求める相手が 日本人で悪いとは 書いてない。  


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2009年10月27日

青少年に煙草を止めさせるのに電話相談が効いた

青少年に禁煙させるのに電話相談が動機付けになる。
これはアメリカの2000人の若い喫煙者についての
調査の結果だ。「国立癌研究所雑誌」に発表された。
電話相談の窓口九つに相談した生徒の22%弱が禁煙した。
対照群について禁煙した人は18%弱だった。
ワシントン州の50の学校を選んだ。25校の11年生と
12年生について、煙草をすうか、何本すうかを尋ねた。
その他の25校の喫煙者には 同学年の生徒に助言を
提供した。電話での助言だけが喫煙者に影響を
及ぼすことを統計的に除外するために 745人の
非喫煙者を分析に入れた。
1年後にまた青少年に煙草を吸うか、何本すうかを
尋ねた。電話相談を受けた生徒は 対照群と比べ、
少なくとも6ヶ月は吸っていないと答える人が多かった。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/gesundheit/Telefonberatung-hilft-article561647.html  


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2009年10月26日

鵜が「2010年の鳥」に選ばれたinドイツ

毎年15000羽の鵜が撃たれている。漁師と養魚業者に
よって鵜は迫害されている。
2010年の鳥に選ばれて、鵜の保護は強められるだろう。

鵜は90秒間 30メーターの深さまで潜れる。
ドイツの多くの州で鵜は 養魚業者や養魚設備業者を
破産寸前まで追い込んでいると 業者は鵜を非難する。
一方 ドイツ自然保護連盟は 鵜が魚の生息数を
危険なまでに減らしていることはないと 反論する。
鳥類保護連盟によると 養魚池に網をかぶせたり、
光や音で鵜を脅かしたり することで 防衛できると言う。

鵜は南米を除く全世界にいる。緑色の目が特徴に
なっている。
下記サイトから:http://www.stern.de/wissen/natur/naturschutzbund-kormoran-zum-vogel-des-jahres-gekuert-1513725.html
   


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2009年10月25日

元ベトナム人孤児・ドイツ保健相に

2009年10月23日に漏れた情報によると 自由民主党の
Phillipp Roesler(フィリプ・レスラー)は28日に
保健大臣になる。双子の父で 医師。これまで
ニーダーザクセン州の経済大臣だった。
1973年2月24日に南ベトナム メコンデルタの
カンフンKhahn Hung市に生まれた。当時は戦乱の頃で、
75年の終戦までに3百万人が死んだ。
彼はカトリックの孤児院に引き取られた。両親について
何も分からない。名前も分からない。生後9ヶ月で
Terre des Hommesという組織を通して ドイツに
養子として来た。北ドイツのレスラー夫婦が 
ベトナム戦争反対デモに参加しなかったけれど、
できることをしたのだ。
継父のUweは社会民主党員で、ドイツ軍飛行教官だった。
彼が4歳の時に 両親は離婚し、彼は父に引き
取られた。彼はドイツでうまく生きていけた。
19歳で 素晴らしい成績で 高校を出て 医学部に
入った。医学生時代に病気の子どもたちを 
腹話術で楽しませた。
21歳の時に まだ16歳だった今の妻に会い、
2003年に結婚した。妻も医師になっていた。
彼はベトナム人の「根」を探る気は無く、自分は
ドイツ人でカトリック信者だと思っている。しかし 
妻に懇請され 2006年にベトナムへ妻と一緒に行った。
それは 生まれてくる子どもに父の出所を語る
ためだった。

「私が大臣になるということは、ドイツが偏見の
無い、世界に向けて開かれた、寛容な国だという
ことを示している」と彼は言う。
下記サイトから:
http://www.bild.de/BILD/politik/2009/10/25/die-neuen-minister/in-merkels-kabinett-philipp-roesler.html  


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2009年10月25日

「鳥桜」は気候変動に負けないinドイツ

Vogelkirsche(辞書には西洋実桜となってる)「鳥桜」は
暑さと乾燥に耐えられ、地球温暖化でも生き残れる。
その理由でこれは「2010年の木」に選ばれた。
この木は Suesskirsche(これも辞書では西洋実桜、
「甘いサクランボのなる桜」)に追いやられ 負けている。
Suesskirscheを接木する時に 土台として鳥桜が使われ 
鳥桜にSuesskirscheの枝が挿される。鳥桜は多くの花を
つけ、マルハナバチや蜜蜂に蜜を提供する。

鳥桜は数千年も人と共に生きてきたのに、今では稀に
なった。鳥桜は森の周縁や広い空き地にある。わき道
や野道にも見られる。ベルリンにもこの並木がある。
鳥桜の並木道(die Allee)は もう あまり見られない。
(英語の alley はボーリング場の「アレー」とか
「建物の間の小道」「裏通り」のようですが、
ドイツ語の Alleeは そうでないようです)

古代ローマ帝国時代のローマ人が桜を中欧にもたらした。
現在 さくらんぼは 世界で約200万トン収穫されている。
ドイツは欧州で一番 収穫量の多い国で、2008年に
約6万トン作った。
下記サイトから:
http://www.stern.de/wissen/natur/baum-des-jahres-vogelkirsche-nutzt-der-klimawandel-1516249.html
  


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2009年10月24日

ハワイ・経済危機で登校日を減らす

南太平洋で節約のために 金曜日も学校は休みになった。
これほど授業時間の少ない州は米国で他にない。
週4日の授業は違法ではない。
要求される学習目標を達成するために 日々の授業は
大切であり、授業時間の削減は 生徒の教育に
影響があることは ハワイの教育省も知っている。
次の2年間で4億6800万ドルをハワイ州は節約しな
ければならない。年間163日の登校日というのは 
米国全土の平均を17日下回る。
下記サイトから:
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/0/0,3672,7914368,00.html  


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2009年10月23日

麻薬戦争inリオデジャネイロ

リオの貧しい人々の住む地域に安らぎはない。
百万人の人口をもつ首都の北部の貧民街で警察は
さらに3人の麻薬密売人を射殺した。
先週土曜から21人が 麻薬戦争のために射殺されて
いる。うち3人は警官で、3人は無関係な市民。
数百キロのマリフアナ、コカイン、クラック(結晶状
のコカイン)、ピストル、マシンガン、弾薬を
警察は押収した。
週末の戦闘で対立するギャングを襲った33歳の
組長を警察は追っている。
組同士の戦闘は 麻薬集配場の割り当て、縄張りの
確保にかかわっている。縄張りが小さくなり、
縄張り確保のための闘いが それに伴い 
容赦のないものになっている。
市街戦だと言うことの分かる写真20枚ほど、
下記サイトに:
http://www.n-tv.de/panorama/Drogenkrieg-in-Rio-article556560.html
  


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2009年10月22日

悲惨な国の国境で・ハイチ

写真10枚 下記サイトに。
写真1. ハイチ人はドミニカ共和国へ出国できる
ようにダハボンの国境の門で待つ。彼らは共和国へ
行けば 建築業や農業で歓迎される。
(「ドミニカ共和国」と「ドミニカ国」は違う
ということを地図をみて知りました。ドミニカ国
は共和国から東へ1000キロほど離れた島です)

写真2. ドミニカ共和国のダハボンで買った鶏を
担いでハイチに戻ってきた男。ハイチは西半球で
最貧の国。
3.国境で金を請う乞食さん。共和国で不法入国者
は問題になっている。388キロに及ぶ国境沿いの
地域で人身売買は儲かる仕事だ。週に約100人が
貧困と暴力を逃れ、不法入国しようとする。

4.ドミニカ共和国の首都サントドミンゴ市に
ある政府は不法入国を防ぎたい。国境に600人の
兵士が投入されている。
5.両国をつなぐ道で許されている道は たいへん混む。
6.このハイチ人はダハボンで買った商品を籠に
入れ、ハイチに戻ってきた。

7.ハイチ人は自国で買えない物を川を渡って、
買ってくる。この川を「虐殺川」と呼ぶ。内戦と
クーデターと独裁者たちに支配される国で 
暴力と腐敗は大きい問題だ。首都ポルトプランスで 
撃ち合いと麻薬売買は日常のことだ。国境では
人身売買もされる。
8. 魚屋の若い人。
9. 青いヘルメットをかぶったハンガリー兵士が
国境を監視する。ハイチでの国連平和部隊 
駐在は2010年まで延長された。
10.マラリアのための検査。
下記サイトから:
http://www.stern.de/panorama/haiti-an-der-grenze-des-elends-1513531.html  


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2009年10月21日

「黒いメークをしても白人は黒人でない」

著述家・映画制作者Guenter Wallraffは「白から黒へ」
という映画をつくった。1年間 彼は化粧をして
黒人になり、フットボール場へ行き、ケルンで
アパートを探し、居酒屋へ行った。隠しカメラで 
それを撮影し、できたのがこの映画だ。
ドイツでこの映画は注目され、同時に批判もされている。
黒人の著作家・俳優・大学講師・音楽家 Noah Sowは
Wallraffを猿真似だと非難する。日々の人種差別は
前からある。白人は 差別があることを無視する
のを止めるべきだ。
以下 Sowへのインタビュー:
私は彼よりも ずっと長い間 黒かった。カーニバル
の仮装で黒くしたわけでないから カーニバルが
終わっても黒い。
Sowは2008年に「ドイツの黒人は日々の人種差別を
知っている」という本をだした。
「ドイツのメディアで黒人を描写し、公正に差別なく
黒人を公衆に示す」のを目的にする協会で尽力している

「黒い」という概念は政治的なもので、
黒人自身が黒人について表現することが重要だ。
白人が黒いメークをしたところで、黒人の経験を
することはできない。同じことを50年代に
John Howard Griffがしている。
目的は手段を正当化するのか?
黒人であるために アパートを借りられなかったり、
居酒屋で拒否されるのは ドイツにいる有色人種に
とって日々の経験だ。
人種差別は白人の伝統であって、黒人の伝統ではない。
ドイツのどこに住もうが、人種差別に地域差が
あるわけでない。
白人が力と管理をもっている場で、黒人は特に
危険な状況に置かれる。たとえば警察の拘置
されている時は危険だ。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/inland/rassismusinterview100.html  


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2009年10月20日

チェルノブイルの人々と会い、写真をとるドイツ人

ドイツの写真家Ruediger Lubrichtは
「放射能の味を感じた」という。
1986年のチェルノブイル原子炉大惨事の結果を彼は
記録している。ゴーストタウン(幽霊村)、立ち入り
禁止区域での生活、忘れられた犠牲者について
彼はインタビューに答える。下記サイトに写真11枚。

6年前からチェルノブイルの仕事をしている。
ウクライナと白ロシアの放射能をあびた地域では
安全のために1週間以上滞在できない。それなのに 
そこでの調査には時間がかかる。地図も もはや 
ない疎開した村を見つけ、被害にあった人々に
会うのに 数千キロを車で走らなければならない。
森の中に数軒の家が残っていたりする。多くの
場所は 事故の後、完全に破壊された。

ウクライナのPrypjat市は封鎖地域にある。そこの
見捨てられた村や町は 最も印象に残っている。
事故の後3日以内に強制的に退去させられた。病院、
幼稚園、学校の中には当時の物が散乱している。

白ロシアへ彼は最近 行って そこの病院を訪ねた。
病院で生き残った被害者に会えた。白ロシアには
1986年に放射能に汚染されなかった「清潔な」
地域がある。しかし そこでも 事故に原因を
求められる病気がある。小さい村や町には 
健康な子は一人もいないと聞いた。
それは 封鎖地区で 再び野菜や穀物が栽培されて
いることに原因がある。汚染されなかった地域で
さえ、汚染されていない食料は ほとんど無い
ということだ。

白ロシアでは都会に強制移住させられた人のうち、
特に老人が村に戻っている。故郷で食料をつくり
、満足して生きているが、これは事故の本当の
規模について 必要な説明を受けていない 
からかも知れない。

原子炉から30キロ以内の封鎖地区に入って、体に
放射能を感じた。口の中に鉄のような味がした。
舌は麻痺したような感じだった。放射能に味が
あるとは 思ったこともなかった。チェルノブイル
の封鎖地区だけでなく、何キロも遠く離れた
白ロシアでも 放射能を感じた。

あと2~3年 この仕事を続けたい。若い消防士、
警察官、兵士など、原子炉の火を消し、人々を
安全な場所で連れ出さなければ いかなかった
人々のことを 今 調べている。彼らの大半は
亡くなった、しかし僅かな人は放射能による重い
障害をもって 生きている。彼らの話しを聞き、
写真をとりたい。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/0,1518,655907,00.html  


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2009年10月19日

野兎・絶滅の危機に@ドイツ

ドイツのすべての在来種の脊椎動物のうち1/3は
危険にさらされている。
まもなく野ウサギや野ハムスターは動物園でしか
見られなくなる。一方 カワウソ、ビーバー、
ワシミミズクは幾分 持ち直した。
1998年の「危険にさらされている種」のリストと
比べ、今も主な問題は あまり変わっていない。
集約的農業は動物の生息圏を奪いつつある。
新しい宅地や街路は 動物の縄張りを分断し、
動物の移動の道を切ってしまう。

かつて沢山いた野ハムスターはギリギリの状況に
ある。畑の縁の広い帯状の部分が無くなったので 
野ハムスターの生息圏は狭くなった。
水気の多い草地が少なくなり、ケリやヨシキリも
減っている。牛乳価格下落のため 営農を止める 
乳牛農家が多いからだ。乳牛農家は草地や放牧場
から水を出して、もうかる農業へ向かう。
種の絶滅を防ぐための計画が成功した例は アザラシ、
カワウソ、ビーバー、コウモリ、オジロワシ、
白コウノトリ、野生猫などだ。
動物用の橋やトンネルが効果をあげた例もある。
動物の生息空間を結合する道をつくり、移動する
動物を保護することができる。
北ドイツの新しいアウトバーン20のために 
多くの種は氷堆石の谷へ行くことができない。
下記サイトから:
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/13/0,3672,7910381,00.html

  


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2009年10月18日

豊かで貧しい国ドイツからの報告

Guenter Wallraff(1942年生まれ)は60年代から
ずっと社会批判を書き、ドイツにショックを
与えてきた。トルコ人としての経験を報告し、
秘密裏に行う調査に基づいて報告したことは
挑発的であり、多くの変化を引き起こした。
ホームレス収容所に泊まったり、1年で一番寒い
時期に戸外で寝たりした。安売り店のための
パンを焼く工場で 低賃金労務者として疲れ
果てるまで働いた。
より人間的で公正な段階へと 社会は進化して
いくと彼は思っていた。一方では 社会の標準を
無効にし、正義を解体するものが 逆方向に
働いているとも 思った。ドイツ社会は貧しく
なる人々と 豊かになる人々と言う 二つに
分かれていくと彼は思った。

秘密裏に調査するために彼はメークのプロに
頼んで黒人になり、野営地を探したら 断られた。
ケルンでは黒人だからという理由で アパートを
借りられなかった。
黒人になってみて、ドイツのどこでも 彼の
尊厳は奪われた。あからさまに攻撃され、
冷たく追いたてられ、偽りの友情と知った。
彼のペーパーバックは次の出版社からでている:
Verlag Kiepenheuer & Witsch

下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,4789611,00.html  


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2009年10月17日

文楽・人形浄瑠璃・錦秋公演10/31~11/23

国立文楽劇場の下記サイトをみてください:
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html

4時間みるのは しんどいので 1時間とか1時間半の
幕見席が いいです。
どの段が幕見できるかは 劇場に電話したら分かります。
TEL 06-6212-5812

11月13日から昼の部と夜の部が 入れ替わります。
私は13日以降の昼の部の 芦屋道満大内鑑を見ます。
留学生は そのうちの葛の葉子別れと 最後の道行き
を幕見でみます。
13.38~葛の葉 子別れと 次の道行きで 一つの幕見です。1500円。終演3時。
幕見席は16しかないので売り切れの場合、学生料金
4000円くらい。一般の人は二等席2300円、これも
少なくて、一等は5800円。一等が売り切れる気遣いは
ないです。幕見席予約はありません。
当日劇場に早く来て幕見席を確保して買い物にでも
行って、13時38分の10分前に劇場2階に幕見の人は
集合、係印の先導で一斉に入ります。  


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2009年10月17日

アンデス山脈横断犬橇で(動画)

ドイツからの移住者は ハスキー犬43頭の犬そりによる
初めてのアンデス横断をして、南米の山地で自然が脅威に
さらされていることを 広く知らせたいと思った。
旅の最大の困難は地形ではなく、気候変動の兆候にある。
下記サイトから:
(聞き取りの能力が乏しいので 動画のナレーションを
理解していません)
http://www.tagesschau.de/ausland/weltspiegel216.html
  


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2009年10月16日

英国で警察も頼みにならない青少年の過激暴力増加

見通しのできない社会福祉官僚制度・自分の子に
関心のない親。

イギリスのライセスターでフィオーナ・ピルキントン
さんと彼女の知的障害をもつ娘フランシスカさんは 
若者たちから度重なる暴力・嫌がらせを受け、
ついに焼身自殺した。
加害者はシモンズ一家の息子4人。
母娘は10年間 肉体的・精神的に彼らから
苦しめられた。彼らは「地獄の隣人」と近所で
恐れられていた。しかし隣人たちは何もしなかった。
ピルキントンさんの息子は鉄棒で殴られ、自転車を
盗られ、知的障害をもつ娘はフランケンシュタイン
と罵られた。家に石を投げられ、窓は割られ、
郵便受けにはウンチが入れられた。
国も社会福祉当局も警察も 何もしなかった。
近所の人は警察に電話するだけで、それ以上は
関わらない。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/gesellschaft/generationen/2009-10/england-jugend-gewalt  


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