2009年10月25日

元ベトナム人孤児・ドイツ保健相に

2009年10月23日に漏れた情報によると 自由民主党の
Phillipp Roesler(フィリプ・レスラー)は28日に
保健大臣になる。双子の父で 医師。これまで
ニーダーザクセン州の経済大臣だった。
1973年2月24日に南ベトナム メコンデルタの
カンフンKhahn Hung市に生まれた。当時は戦乱の頃で、
75年の終戦までに3百万人が死んだ。
彼はカトリックの孤児院に引き取られた。両親について
何も分からない。名前も分からない。生後9ヶ月で
Terre des Hommesという組織を通して ドイツに
養子として来た。北ドイツのレスラー夫婦が 
ベトナム戦争反対デモに参加しなかったけれど、
できることをしたのだ。
継父のUweは社会民主党員で、ドイツ軍飛行教官だった。
彼が4歳の時に 両親は離婚し、彼は父に引き
取られた。彼はドイツでうまく生きていけた。
19歳で 素晴らしい成績で 高校を出て 医学部に
入った。医学生時代に病気の子どもたちを 
腹話術で楽しませた。
21歳の時に まだ16歳だった今の妻に会い、
2003年に結婚した。妻も医師になっていた。
彼はベトナム人の「根」を探る気は無く、自分は
ドイツ人でカトリック信者だと思っている。しかし 
妻に懇請され 2006年にベトナムへ妻と一緒に行った。
それは 生まれてくる子どもに父の出所を語る
ためだった。

「私が大臣になるということは、ドイツが偏見の
無い、世界に向けて開かれた、寛容な国だという
ことを示している」と彼は言う。
下記サイトから:
http://www.bild.de/BILD/politik/2009/10/25/die-neuen-minister/in-merkels-kabinett-philipp-roesler.html  


Posted by jtw at 13:17Comments(0)

2009年10月25日

「鳥桜」は気候変動に負けないinドイツ

Vogelkirsche(辞書には西洋実桜となってる)「鳥桜」は
暑さと乾燥に耐えられ、地球温暖化でも生き残れる。
その理由でこれは「2010年の木」に選ばれた。
この木は Suesskirsche(これも辞書では西洋実桜、
「甘いサクランボのなる桜」)に追いやられ 負けている。
Suesskirscheを接木する時に 土台として鳥桜が使われ 
鳥桜にSuesskirscheの枝が挿される。鳥桜は多くの花を
つけ、マルハナバチや蜜蜂に蜜を提供する。

鳥桜は数千年も人と共に生きてきたのに、今では稀に
なった。鳥桜は森の周縁や広い空き地にある。わき道
や野道にも見られる。ベルリンにもこの並木がある。
鳥桜の並木道(die Allee)は もう あまり見られない。
(英語の alley はボーリング場の「アレー」とか
「建物の間の小道」「裏通り」のようですが、
ドイツ語の Alleeは そうでないようです)

古代ローマ帝国時代のローマ人が桜を中欧にもたらした。
現在 さくらんぼは 世界で約200万トン収穫されている。
ドイツは欧州で一番 収穫量の多い国で、2008年に
約6万トン作った。
下記サイトから:
http://www.stern.de/wissen/natur/baum-des-jahres-vogelkirsche-nutzt-der-klimawandel-1516249.html
  


Posted by jtw at 08:05Comments(0)