2009年04月10日

生徒の飲酒による死に教師は監視義務を問われるか

学級の旅行で教師は生徒に対して責任を負う。
しかし監視・監督する義務については それほど
簡単なことではない。
リューベックの実科学校の生徒(17,19,21歳)3人が
学級の旅行でメタノールの入った毒ウォトカを飲んで死んで
から 責任の問題が論じられている。
21歳のラファエルの親は 氏名不詳の人を告訴した。親は 
誰が毒入り酒を売ったかを知りたいし、学校の監視責任が
なおざりにされていたのか どうかも明らかにしたい。
職業学校の生徒で16歳以上の場合、常時監視される
必要はない。
「監視は正常な人間の理解(良識)によってなされる」と
弁護士は言う。
クラス旅行にアルコール禁止は当然だ。
州の学校法は「病的依存を起こさせる物に頼らないで 
生徒が生きていけるように 学校は貢献する」と定めている。
監視の義務は未成年者に対してだけではない。生徒が
21歳でも 教師がアルコール禁止を指示したならば、
それに従わなければならない。
生徒ラファエルと教師の間で飲酒について論争が
あったという報道がある。
教師が監視し、細心の注意を払うという義務を
守らなかったか どうかは 捜査により示されるだろう。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/online/2009/15/hoelzl-aufsichtspflicht  


Posted by jtw at 20:57Comments(0)