2008年08月15日

ウェブブサイトを検閲する ならずもの国家

中国などいくつかの国でネットへの自由なアクセスを
制限している。中国のネット検閲システムは最も強力だ。
トロント・ケンブリッジ・ハーバード・オックスフォードの4大学の
共同プロジェクト「Open Net Initiative}は40カ国の
ネットにおける情報の自由について調べた。

「国境無き記者団」ROGは中国の他に14の 
「ならずもの国家」を挙げている。
北朝鮮などは 市民はまったくネットに近づけない。
中国などは サイトをブロックし、検索エンジンを検閲し
、市民を怯えさせたり、逮捕したりする。

ROGのネット専門家 Le Cozは中国の他に
4国について語る。
○イラン:イスラム教への批判、反イラン的言葉、
ポルノや女性権論者のサイトは阻止される。
去年 10人以上のブロガーが逮捕された。

○サウジアラビア:中国は検閲を 利用者に説明
するのに「技術的問題」だとウソを言うが、サウジ
アラビアは堂々と検閲する。「道徳的検閲」は 
野党や 宗教的な少数派にも及ぶ。

○シリア:政治的・宗教的内容を監視している。
メールも監視される。今5人の反体制派が
逮捕されている。

○ベトナム:人権活動家や反対政党のサイトは
ブロックされる。プロバイダーは利用者のデータを1年間 
保存しないといけない。
○白ロシア:野党のサイトは消えている。

■欧州の反対運動:
2008年7月にEUの代議士8人が ネット検閲に
反撃を始めた。
googleはメールやブログのサービスを中国では 
提供していない。
中国でグーグルの検索結果は検閲されている。
国によって 道徳観は 異なるとは言え、中国の
ネット検閲は最もひどい。グーグルは共犯者だ。

○ブロガーが検閲を避けるためのガイドブック 2冊が
紹介されている。PDFで読める。

下記サイトから:
http://www.stern.de/computer-technik/internet/:Internetkontrolle-Wo-World-Wide-Web/634862.html  


Posted by jtw at 12:58Comments(0)

2008年08月15日

小川芋銭(うせん)・旧蔵資料

日本経済新聞 2008年8月14日 文化面。
見出し: 芋銭の画風写す宝2600余
旧蔵資料に興奮、絵画研究や親交の足跡ひもとく

筆者:北畠 健(きたばたけ けん)--
(小川芋銭研究センター学芸員)

以下 抄録です。記事は長いです。

芋銭は 明治から昭和初期に活躍し、河童や
狐火の行進の絵などで知られる画家。
昭和13年没。
芋銭の妻 こうさんが資料保管のために倉を建てたのは 
昭和27年。
蔵書には 葛飾北斎の「北斎漫画」もある。
芋銭の画風とは 正反対の「大日本美術図譜」の
模写もある。
資料の半分ほどを占める書簡は 全国から芋銭に
届いたもの。幸徳秋水や 政治家 尾崎行雄からの 
手紙もある。
地元 茨城県牛久市では 芋銭の孫 耒太郎
(らいたろう)さんを会長に 平成16年に
「芋銭を学ぶ会」が発足した。
2008年7月には 牛久市が 小川芋銭研究センターを
立ち上げた。これは芋銭が住んでいた家を
補修したもの。家の写真あり。  


Posted by jtw at 08:01Comments(0)