2008年06月18日

「熱烈文楽」中本千晶著、広田修 画。

2008年5月発行、三一書房。1800円+税。
監修:豊竹英大夫
人形浄瑠璃 文楽への案内書。
初心者ガイドの決定版(帯から引用)。
リクルート ブック(文楽版)。
著者 なかもと ちあきさんは 文楽と出会ってまだ
8年しか経っていないのに こんな本を書いてくれて
偉いです。
希大夫さん、清丈さん、紋秀さんの日記も収録。
初心者のための観劇ガイドも付いてます:
初心者に お勧めの公演は 東京 国立劇場だと
12月、大阪 国立文楽劇場だと 6月にやっている
「文楽鑑賞教室。(留学生も この教室は 分かり
やすいと言います。)
国立文楽劇場の7-8月公演に子ども向けの
「夏休み文楽劇場」もあり、これは大人も楽しめます。
大阪では「一幕見(ひとまくみ)」もあり、安く 
短い時間で観劇できます。

★大阪の文楽劇場には 大阪のオバチャンも 見に
来てくれていまして、鏡山旧錦絵で ヒロインが 
ついに 恨み重なる相手に切りつけた時 
「やった~」と叫んでくれたりして、楽しいです。

  


Posted by jtw at 21:00Comments(0)

2008年06月18日

コウノトリの子殺し/生き残りの戦略

ドイツ北東部で コウノトリが空腹の雛を巣から落としている。
旱魃に伴う餌不足のためである。
雛殺しは 進化に関する生き残り戦略として 鳥の
世界では広く行われている。

最近 ドイツ北東部で コウノトリの巣の下で傷つい
たり、死んだりしている雛が 数十も回収されている。
日照りのため カタツムリ、ミミズ、蛙などが 
少なくなり、コウノトリの餌が減り、せめて 強い雛
だけでも育てようとして、親は弱い雛を犠牲にする。
乏しい餌を 全ての雛に等分に与えれば 個々の
雛に十分な餌が回らなくなり、全ての雛が
飢え死にする危険がある。

オオバンの場合は 親が雛を突付いて殺すこと
がある。ワシ(Adler)が コウノトリよりも 気高い
(edel)わけでもない。(語呂合わせ)
鷲は強い雛が弱い雛を食べる。
ペリカンは弱いきょうだいを 強いきょうだいが
巣から突き落とす。
初期キリスト教の伝承によると ペリカンの親は
雛を自分の血で 育てることになっているが、
現実は悲惨だ。
下記サイトから:
http://www.welt.de/wissenschaft/article2115910/Kindsmord_als_Ueberlebensstrategie.html  


Posted by jtw at 16:13Comments(0)