2008年06月02日

虐待された子や養育放棄された子の脳は変化する

この脳への影響は 子孫に遺伝的に伝えられる
かもしれないと ドイツ精神科医学会の委員長
Christa Roth-Sackenheimは報告した。

子どもの頃に虐待されたり、養育放棄されたりし、
後に自殺した18人の男の脳を調べた。
自殺でない死に方をしたが、不安障害などの精神的
問題を持っていた 12人の男の脳と調査結果を比較した。
18人の自殺者において 神経細胞の蛋白質生成に
影響を及ぼす遺伝物質に変化が見られた
この変化は 遺伝子にあるのでなく、DNAのある領域
(遺伝子の活動を規制する領域)に起きる。

血液細胞のDNAに類似の変化が確認されるか 
どうかが今後 研究されなければならない。
このような検査ができれば、高い自殺率に至る
病的な変化が識別され 患者を早期に治療できるようになる。

下記サイトから:
http://www.welt.de/wissenschaft/article2002445/Gehirn_von_Opfern_nach_Missbrauch_veraendert.html  


Posted by jtw at 19:46Comments(0)