2008年06月01日

思うにまかせぬ救助者@青少年福祉局inベルリン(6最終)

ドイツに約600の青少年福祉局があり、そのほとんどは
民営化によって、そして 標準化された業務進行過程と
併用されるチェックリストを利用して、業績の向上を目指す。
それらは合理化・最新化の外観をもつ節約の提案だ。
児童保護のような 国家の関わる 繊細な問題を外部に
委託する気なのだろうか?
時間をかけることが ケースワーカーの最も大切な事なのに、
人間の運命についての仕事を どの程度 合理化できる
かという疑問が残る。
一人の子どもの養育放棄は 大腿骨頸部骨折を診断
するのと比べて 簡単なことでもない。

市会議員Fritschは単純な事案(つきあいの問題、養育権
についての規制、職業訓練のための支援)を役所の他の
分野の職員に引き受けてもらうと言う提案を考えている。
上記の計画は仕事を もっぱら 危機的な事例に限って
いるように思われた。青少年福祉局は緊急派遣部隊になる。

ケースワーカーのクラウスは 30年間 青少年局福祉局の 
親切で感じの良いオジサンで いようと 努力してきた。
しかし 今はすべて無益だったように思える。
青少年福祉局は 子どもを連れて行くために出動する
ものだと 思われたら、ケースワーカーが積み重ねてきた
信頼は無くなるだろう。自分の意思で青少年福祉局
へ申し出て来る親は少なくなるだろう。

ドアを出たところにある 日本の桜が咲いている。
クラウスは自転車で局へ向かった。再来週は休暇に入る。
休暇に入ったら書類をもやし、Guantanameraを歌うと
彼は言っていたが、もう忘れているだろう。他の人
たちは既に早期退職して年金を受けている。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2008/22/Jugendamt?page=6

★こういう長い記事を 読むのは 能力を超えています。
2年半前 この会がつぶれる直前の 先生Oliverさんは 
A4版 1枚の長い記事を 読んで その後 その内容を
1-2行で 言っても「それでいい」と言うて くれました。
一語ずつ読んで 重箱の隅をつつくような ことは 
しなかった。そのお陰で こんなに長い記事も 読んで
みようという気になるのですが、もう再開の見込みの
ない会を時々 有難かったと思い出します。  


Posted by jtw at 16:14Comments(0)