2008年01月05日

赤ちゃんポスト@ドイツ

1月2日に ドイツでは 二人の赤ちゃんが 赤ちゃんpost
の中で 死んでいるのが 見つかった。

こども殺しの分析の専門家で治療家でもある精神科医 
Anke Rohdeによると 身元を明かさないで こどもを生んで 
赤ちゃんポストに入れることは 赤ちゃん殺しを防げない。
赤ちゃんを殺す母親は 援助をうけいれることができない
という 基本的問題を抱えている。従って そういう母親に
とって 赤ちゃんポストは うけいれられるものでもない。

赤ちゃんポストは ドイツで die Babyklappe,
der Babykorb, der Babyfenster, das Babynest
などと 呼ばれている。

2000年4月にドイツで 初めての 赤ちゃんポストを
設立した ハンブルクのSterniPark協会は 上記の
Rohdeさんの 意見とは 別の意見をもつ。
この協会と協力関係にあるプロジェクトFindebaby
の責任者Leila Moysichによると、ポストは唯一の
正しい援助法でなく、最後の可能な道である。
危機的な状況にある妊婦は病院で名前を言わないで 
こどもを産むことができなければ ならない。しかし 
ハンブルクでも このプロジェクトが始まってから 
30人の赤ちゃんがポストに入れられた。

カトリック女性社会サービス(SkF)はフランクフルトで 
この窮境からの脱出口の提供を試みている。ここの
Mosesプロジェクトでは 立ち入った相談の後で 
名前を明かさないで こどもを母親から引き取ることが 
できる。母親は名前を書き残して行くこともできる。

ドイツでは 病院・協会・財団・キリスト教の施設に 
赤ちゃんポストがあり、全国で80を超える。
赤ちゃんポストの設立を規制する法律が ないため、
ポストについて 法律的立場は未解決である。現行の法律
では 親が扶養責任を放棄した場合 親は罪になる。
下記サイトから:
http://www.stern.de/wissenschaft/mensch/:Streitfall-Babyklappe-Rettung-Trag%F6die/606782.html
  


Posted by jtw at 11:48Comments(0)