2007年10月05日

欧州大陸で200以上の言語が話されている

欧州言語会議の 目的は 欧州での 言語と文化を
評価することである。
これについてドイチェヴェレは ミュンヘン大学の 
Wolfgang Schulze教授にインタビューした。

欧州大陸で 200以上の言語が話されている。
最大のグループは インドゲルマン語族で、ゲルマン語 
ケルト語 ロマンス語 バルト語 スラブ語 アルバニア語 
ギリシャ語 アルメニア語に 分けられる。
2番目に大きいグループは フィン・ウゴル諸語。
それからトルコ語がくる。

西部・南部コーカサスには インドゲルマン語でない言語が
話される。その中に入るのは グルジア語やチェルケス語である。
どのグループにも属さないのは バスク語や グリーンランド語である。

欧州は 言語の多様性の点からみると 目立つ地域ではない。
たとえば パプアニューギニアには 約900の言語が
 話されている。
ドイツ語を話す人は 8000万人も いるが、バルト海地方の
フィンランド諸語を 話す人は 百人くらい。

一つの言語が 十前後の方言を 持つとして 欧州には 
2千の方言がある。
フランスとイタリアは 方言の最も多い地域である。

最も言語の多いのは ロシアで、アジア地域も はいるから 
言語は200を越える。
西欧では 英国 フランス スイス イタリア ドイツは 
言語が多い。ドイツの場合は 移住者が多いからである。

ドイツには 約15の「古い言語」がある。これは 60年代に
移住者が来る以前の言語である。「古い言語」には 
デンマーク語とソルビア語が 入る。
他に バイエルン語や ケルン語のような 「主な方言」がある。
移住者の言語を 入れれば ドイツで 約50の言語が 
話されている。

古代ギリシャ・ローマ時代に 既に 多くの言語は 絶滅している。
ローマ時代に ラテン語に代わられた イタリアの多くの言語を 
考えて見れば分かる。
少数派の言語を 話すことは 古代ギリシャ・ローマで 奴隷に
押された焼印の ようなものだと 見做される こともある。
田舎の言葉は 現代的でないと されたりする。
 
国家の言語と 民族の言語は しばしば 同じだと 見做され、
少数派の言語は 国家の統一性を 脅かすものと 
考えられることもある。
その結果、ある言語を 公然と使うことが 禁止されたりする。
たとえば フランスで 昔 バスク語 ブルターニュ語 
アルザス語は禁止された。

下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2794618,00.html
第2部は 明日カキコミます。
  


Posted by jtw at 11:38Comments(0)