2007年05月11日

飛行の名人 コウモリは 鳥よりも 器用に飛ぶ

コウモリの翼の曲線は 上へ飛ぶ時も 下へ飛ぶ時も 
浮揚力を 維持できるように なっている。
ミュンヘン大学の 神経生物学者と 生態学者が 
コウモリを 風洞にいれて このことを 観察した。
鳥よりも 柔らかい翼の お陰で コウモリは 鳥よりも 
敏捷に飛ぶ。
鳥の 飛行技術は 高速に 向いていて、コウモリは 
低速飛行に 向いている。
花の蜜を吸う コウモリは ハチドリの ように 空中に
停止して いることが できる。
虫を 食べる コウモリは 機敏な動きが できる。
高解像カメラで 風洞内の 微粒子の水の渦を撮影し、
その流れから 翼のどんな動きが 浮揚力を 生み出すかを
 計算した。
この空気力学の 知見は 無人偵察機の 開発に 利用される。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,ra10m3/wissen/artikel/757/113644/
  


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2007年05月10日

薬物依存者への援助inアメリカ.救世軍での禁断療法

アメリカに2200万人以上の薬物依存者がいるが 2005年に 
治療を受けたのは わずか200万人に過ぎない。
救世軍のハーバーライト・センター(港の灯火中心)の予算の
85%は ワシントンDCから 来る。あとは寄付である。
常に資金難に苦しんでいる。
首都ワシントンの同センターでは 35人の職員が 147人の
患者を 世話している。
隣のバージニア州へ 患者を キャンプに 連れて行くと 
「薬以外に 楽しいことが あるとは 思わなかった」と言う。
薬物から どれ程 早く 抜けられるかは 一人ひとりの 
個人差であり、薬物の差に よるのではない。だから 一人
一人の心理・社会的環境に合わせて 支援を調整する。
ヘロインと アルコールが もっとも 危険な薬物である。
コカインとマリフアナは 肉体的 禁断症状が ない。
治療を 受けたあとで 再発することがあるが、それは 
失敗でなくて、回復への過程の一部である。すぐ 直る人も 
あるし、7-8回 再発する人もある。
ハーバーライトセンターへ 来る依存症患者の 大半は 黒人で 
男である。女性は 子連れで 来られない。子どもを どこに 
預けていいか 分からない。
大半の患者は 40歳くらい。
若い人は 薬物が 悪いとは 思っていない。なにしろ 薬は 
楽しいのだ。
しかし 40歳代も半ばに なると 具合悪くなるし、しんどくなって 
自分で センターに来る。
若い衆は たいてい 犯罪を犯して 裁判官の指示で センターに来る。
患者は 薬を 使っていた人生を 終わりにしたいと 思っている。
センターから 離れて よその町へ引っ越す人も あるし、
最初から 嘘の住所を 書いてセンターへ 入る人もある。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2482782,00.html
  


Posted by jtw at 22:12Comments(0)

2007年05月09日

青少年の社会参加・発達心理学者の実践

アメリカの発達心理学者 Richard Lerner が ドイツのZeit誌に 語る。
子どもが 社会的に参加して 教育目標に 向かって 行くことについて:

自発的に 社会活動に参加すると もの分かりが よくなるだけでなく 
民主主義と社会の安全を 促進する事にもなる。
非公式の学習に とって 大切な場は まず 家庭であり、そして 学校 
地域のクラブ 市民運動である。これらが お互いに 結び合って 
社会的参加を 共通の教育目標として 理解するように なると、 
社会的参加は もっとも うまくいく。
親が 子どもに 与える影響が もっとも 大切だ。親が 実践して 
範を示し 自発的に 社会に参加し、家庭で話し合い、学校以外の活動に 
参加することが 最初の一歩になる。
学校が 読み書きを 習う場だという 考えは 捨てないといけない。 
私が 1940-50年代に 子どもだった頃、市民社会に ついての授業を 
する学校が 多かった。政治について話し、行動的な市民に なると いうのは 
どういうことかが 話された ものだった。今の 学校は 選抜試験の準備を 
しているようだ。
社会に参加することが 青少年の 人間的充実感 達成感に とって 
どれほど 価値のあることか を 青少年に はっきりと示すことが、
教育の 新しい使命である。
アメリカの学校は 数学 英語 理科のような 抽象的な科目で 
労役学習(Service-Learning)プログラムを 組み込もうと 
努力している。
たとえば 生徒は 週に2回 午後に ホームレスの 子どものための 
施設の 活動に参加する。施設では 食事の予算が 極めて限られて
いるので 生徒は 学校で習う 家庭科家庭経済管理の 科目を 思い出す。
(blog管理人の蛇足:アメリカでは 要保護児童のうち わずか数%が 
施設に入っている。ドイツでは この数値は アメリカよりも 高いが 
日本のように 90数%が 施設に いるというのは 先進国では 
異例のことです。それに アメリカで 自分より ずっと困難な
子どものことを 実地で 知るという話だ けれど、教材になる
施設の子どもに とっては 辛いことなので 日本で 真似しないで
ください。)
研究のために 先進国を 回ったが どの国も 青少年を 発達する
値打ちのある人間として 考えては いなかった。青少年を 直さないと
いけない 患者として 見がちだ。青少年を同じ値打ちを持つ パートナー
として 見る新しい考え方が 必要だ。
自己を発揮し 社会に参加する青少年の 間では 行動の特異性
(奇抜な行動)や 犯罪発生率は 少ないと いうことを 私の調査が 
示している。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2007/19/C-Interview-Lerner
★ なにしろ インタビューですから 詳しいことは 分からない。
  


Posted by jtw at 22:09Comments(0)

2007年05月08日

孤児院inブルキナファソでデジタル写真撮影を教える

北ドイツの海港都市キールにあるフランス文化センターで5月24日まで 
アフリカの子どもが 写した写真の展覧会が 開かれている。
西アフリカ サハラ砂漠地域の この国の首都 Ouagadougou 
(オウアガドウゴウ??)では 学校の授業で使われる フランス語は 
ごく少数の子どもだけが 習得できる。それで だれでも 分かる
言語 写真を使って 子ども達は 日常生活を 紹介することになった。
このプロジェクトは 2人のドイツ女性が 組織し、異文化理解の役に
立っている。
この地域では 教育を受けられるのは 限られた一部の 子どもだけだ。
まして、コンピュータ処理を含むデジカメ写真撮影は 学校で 
教えられるものでない。
2006年9月 写真家 Susanne Ludwig と 社会教育学を専攻した 
Natascha-Maria Meyenberg は この地の 孤児院に来て 
12-17歳の子どもに デジタル写真を 教えた。
なぜ ブルキナファソを 選んだかと言うと、最貧国の一つであり、 
あまり知られていない国だから だった。
孤児院にいる子の 大半は 身内を亡くし 低栄養状態で 
ホームレスだった。トラウマを 持つ子どもも 多い。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2462297,00.html

★ ただ 聞いたことのない国だから と言う理由で 読み始めた記事
でしたが、読んでいるうちに 孤児院で デジカメを 指導して来た話
だということが 分かりました。
この記者 の関心は 「写真という形の エスペラント語」という 
見出しが あるところを 見ると、 共通言語としての 写真である ようです。
しかし 女性の一人が 社会教育学を専攻した人だと いうことは 
彼女たちの 関心は 孤児院に住む子どもに あるように 私には 思えました。
食うや食わずの アフリカの 孤児院と、人件費が足りないためか 
経営者が 知識不足で あるためか  うまくいっていないように 
見える 日本の 児童養護施設とは 違います。
  


Posted by jtw at 19:48Comments(0)

2007年05月07日

世界「笑い」の日

5月6日は 世界笑いの日 制定 10周年 記念日だった。
1998年に インドの医師 Madan Kataria が 制定した。
「笑いのヨガ」に よって 笑いの 霊験を 人に知らせよう
という 有難い運動だ。
5人から 始まり 今では 50カ国以上に 広まった。
ドイツにも 60以上の協会が あり 3500人以上の会員が
いる。会に 笑いのトレーナーがいて 教えてくれる。
笑いの 練習によって 笑う振りをするのでなく、自然に
笑えるようになる。 笑いは 体に 組み込まれている
自然な 呼吸の運動であり、笑うと 酸素が 多く取り入れ
られる。 血行も よくなる。心/魂が 楽しくなる。
お金も かからない。
下記サイトから:
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/6/0,3672,5272518,00.html
  


Posted by jtw at 12:26Comments(0)

2007年05月05日

惚けを防ぐ七つの助言

脳の能力は 維持することが できる。精神的能力の喪失は 老年期に 
不可避なものではない。
生きている間に自分の脳の中に 貯金をつくることができる。貯金を多くすれば 
歳をとっても 衰えないでいられる。
昔と違って 今では 老人の脳にも 新しい細胞が生まれると 
考えられている。だから 脳内に貯金を常に作っておけば 忍び寄る
衰えを止められる。
次の事を 早く実行すれば するほど 老年期の生活の質は 良くなる、
と Erlangen大学の Siegfried Lehrl は 言う。

1.知的刺激を求める。
任天堂の Dr.Kwashimaの 脳ジョギングは 欧州で毎週6万個
売れている。これが効くかどうか 定かでない。
本や新聞を読む チェスやトランプをするのも いい。
テレビを 見るのを勧める学者は いない。
2.人付き合いをする。
ある学者の説によると 認知症になる可能性は 孤独によって 60%多くなる。
友人や家族と 過ごすのがいい。グループ旅行や 団体での 観劇もいい。
3.運動をする。
週に3回15分 スポーツをすると アルツハイマー病になる 危険は減る。
散歩をすると 脳の細胞が増えるという 報告もある。
4.魚 野菜 果物を 食べる。
魚に含まれる オメガ3脂肪酸は アルツハイマー病になる危険を減らす
という 報告がある。
コーヒーもいい。
5.ストレスを減らす・
6.睡眠の質を良くする。
7.高血圧・糖尿病・うつ の治療を受ける。
これらの病気は 認知症の危険を 高める。欝は 老年の認知障碍の 
もっとも頻度の高い原因になっている。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/gesundheit/artikel/781/111670/
長い記事です。自動翻訳ソフトにかけて みて ください。
★この会は 休会しているのに blogだけ 書いているのは 先代幹事に 
老化防止に いいから 書けと勧められた ためです。
効き目は あるのか どうか よくわからない。
  


Posted by jtw at 17:17Comments(0)

2007年05月04日

Jappさん@Hamburg

2003-04年の先生 Jappさんは ソルゲ事件について 博士論文を 書いています。
いろんな アルバイトで生活費を稼いでおられます。
松山の大学に ドイツ語の先生の口が あるので それにも 応募するそうです。
愛媛大学は フライブルク大学と 姉妹校です。
松山市と Freiburg は Partner-Staedte ですから。
和歌山大学は 中国 斉南の大学と 昔から姉妹校の ようですが、
最近は オーストラリアとか アメリカの 大学からも 交換留学生が
きています。
和歌山医大へは 主に 山東省医大から 留学生が きている
ようです。4月末にも 山東省から 和医大へ 麻酔科のお医者さんが
来られました。
  


Posted by jtw at 18:44Comments(0)

2007年05月02日

北中国のLinfen・世界一水と空気の悪い都市

Linfenの 川の水は黒く 空気は 硫黄の臭いがする。
砒素中毒も しばしば 見られる。北京の政府は 環境保護を
訴えているが、Linfenでは 孫のために 環境を良くしようと
考える人は すくない。
鉄鋼工場 石炭/コークス工場から 大量の煤と排気ガスが
吐き出される。この町の空気は チェルノブイリと同じほど 
悪いという専門家も いる。違うのは ここでは 人間が
400万人住んでいる という事だけだ。。
朝おきて 体操に出かけ 帰って来て 顔と手を
洗うと、黒い水が 滴り落ちる。マスクは 必需品。
市の子どもの 2/3は 気道の病気になっている。
市民の寿命は 中国の他の所と比べて 10年短い。
賄賂が あるので 汚染防止は 進まない。
市と その周囲の地域の 数百万人のための水源に
なっている Fen川は 今では 下水道である。
地域の井戸の 半分は 汚染されている。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/aktuell/meldungen/0,1185,OID6677906_TYP6_THE_NAV_REF1_BAB,00.html

2009年12月16日にも 中国HefeiのChao湖の汚濁について
写真を紹介しました。  


Posted by jtw at 17:30Comments(0)

2007年05月01日

生活保護打ち切りで餓死@ドイツ

ラインラント・ファルツ州で20歳の男性と その母が 法改正のあと 
生活保護を 受けられなくなり 息子は 母の目前で 餓死した。
母も何も 食べていなかったが、息子が死んだ後で やっと援助を 
求めた。
2004年末まで この知的障害のある 欝傾向の息子と その母親は
生活保護を 受けていた。 その後 Hartz法が 施行され、
労働市場統合組合が この分野の面倒を みることになった。
両人は 組合に届けも 出さず、求職活動も しなかったので 
組合のレーダーの範囲から 消えた。去年の年末に 両人への
援助は中止された。両人は それについて、抗議も しなかった。
Hartz法は Peter Hartz が 中心になって2002年に 出された
「労働市場での 現代的サービスの実践」についての 提言に
基づく。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2007/18/LS-Hungertod
★よく分からないですが、先進国でも餓死することが あるという 事だけ
分かりました。ついでながら この州と 和歌山県は 姉妹関係にあって
ラインラントファルツ-和歌山協会というのが 前の知事の時代に 
できました。
知事は 変わり この協会も 死んでいるでしょう。

  


Posted by jtw at 21:41Comments(0)